仲間に感謝 安堵の涙~コロナウィルス2日目~

<30日5時>
ほとんど眠れない感じであったが、横になって目を閉じるだけで幾分か身体の疲れはマシになった。
でも、やはり怠い…

5時過ぎから活動を開始する。
コロナ関係のことは一旦置いておき、月末月初め業務に取り掛かる。
現金の締めや出納帳の作成などの作業に集中していると、コロナのことを少し忘れており気づけば7時前だった。

ある程度作業を行った後に、シャワーを浴びる。
ロードバイクで軽くサイクリングしようかと思ったが、止めておいた!
「こんな時でも自転車ですか!?」とか言われそうだと考えて…少しビビった!(笑)
何を言われるか分からんからな…
私のストレス発散方法の一つなんだけどね…

一応、コロナ関係のことでバタバタしており、職場に泊ったことを家族に連絡した。
そして、PCR検査陽性者が出れば、しばらく職場で生活して現場で働くことを伝えた。
依頼はしなかったが、1人暮らしの母が体調を崩しており、受診の付き添いなどに行けなくなるとたちまち困るので…そこだけが気がかりだった。
依頼せずとも、そこは理解してくれているだろうから、結果が出るまでは考えないことにした。

<7時>
昨日に送ったメールに誤りがあることを理事長に指摘頂いたので、早朝に送ろうと思っていたメールに追加して全体メールを送信した。

From: 有料老人ホームさとやま
Sent: Wednesday, September 30, 2020 7:06 AM
Subject: 文章の訂正

さとやま職員さんへ

おはようございます。
昨日はお疲れ様でした。
たくさんの方の協力により、取り得ることが出来る対策が実施できました。
有料老人ホーム職員は、フェイスガードやガウン着用・スリッパの使用など様々な対策がありますので、本日の勤務の際には「自身が感染者の可能性があること」・「入居者が感染者の可能性があること」を理解して行動して下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

昨日のメールに誤りがありました、
「抗原検査」と冒頭で使用していた言葉が、文末では「抗体検査」となっていました。
抗原検査ですので、ご理解下さい。

本日も、各部署気を引き締めて業務にあたって下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

さとやま 兼松

↓(誤りの文章です)

ご存知のように“抗体検査”の検査精度はそれほど高くないため、確定診断はPCR検査となります。
“抗体検査”プラスとなった入居者が偽陽性であることを祈りたいと思います。
また、明日検査結果についてはご連絡致します。

やはり疲れていたのか、抗原という言葉がいつの間にか抗体になっていた!

7時過ぎ頃から残りのPCR検査対象者が来てくれる。
滞りなくPCR検査を21名分実施することが出来た。
夜遅く、また早朝より対応頂いた職員さんには感謝です。
中には不安そうな職員さんも居ましたが、そりゃ~当然です。
「何とか陰性であることを祈りましょう!」と声掛けして、送り出した。

そして、8時前より職員さんが通勤してくる。
至って普通の日常にも見えるが、そうではない。
それぞれに感染リスクがあるのだが…
濃厚接触者扱いとされるべき職員さんが21名も居てるのだから…

出勤して早々に「私は濃厚接触者ですか?」とか「私はPCR検査してもらえないのでしょうか?」とか「職員にたくさんコロナが出たらどうなるのですか?」とか「私は家に帰っていいのですか?」などなど…
質問されることの多いこと。
それぐらい皆さん不安なんだよ。

質問されると「大丈夫ですよ。濃厚接触者ではありません。行動履歴を事細かに調べた結果、保健所と相談して決めた第一段階の行動がメールでお伝えした内容です。」とお伝えした。

そう!第一段階の行動なのだ。
C氏が居室からほとんど出ない入居者さんであることを考えると、職員か?ご家族がコロナウィルスを持ち込んだ可能性が極めて高い。
よって、まずはC氏と接触している職員と2週間以内に体調不良になった職員をピックアップしてPCR検査を行っている。
もし、職員にPCR検査陽性者が出れば、次はその職員の行動を調べ、陽性者と濃厚接触した職員(ほぼ全てだと思われる)や体調不良になっている入居者さんなどに検査を実施していくことになるだろう。
そうなると…クラスターだ…

私は21名分のPCR検査の検体を持って、保健所へ向かった。

外は秋晴れで清々しい。
道中に「この21名のPCR検査が全て陰性であれば、どれほど嬉しいことか!」と祈るように検体を保存するバイオケースを見たのを覚えている。
バイオケースを見ることなんてそうないので写真でも撮っておけば良かったのだが、そんなことを忘れるぐらいに様々なことを考えていた。

そして、保健所にて検体の確認作業を行う。
保健師さん達に疲れの色が見える。
ありがとうございます。。。。
全ての検体のチェックを終え、施設にて感染対策を実施するにはガウンが足りないことをお伝えし、ガウンを追加で100枚支給して頂いた。

施設に戻ると、副課長と主任さんがせっせと作業を行ってくれている。
ここで本部長より「ガウンを送った!」との有難い連絡が入った。
本来なら午後より幹部会があるのだが「欠席して良いので現場の指揮にあたってくれ」と指示を頂いた。

使い捨て手袋はそれなりにストックしてあるのだが、ガウンはそれほど在庫していない。
吸引行為というのは感染リスクが高いので、必ずフェイスシールドとガウンを着用するように指示があった。
また、入居者と密に接触する身体介護なども必ずガウンを着用するように指示があった。
フェイスシールドは全職員常時着用だ。

我々の施設は吸引対象者が20名前後入所しており、ベット上での排泄介助者も多数である。
一処置一手洗いという当たり前のことであるが、一処置一ガウンとなると相当な枚数が必要であり、一日200枚は十分使い切ってしまう。
昨晩頂いたガウン100枚、本日頂いたガウン100枚、在庫していたガウン、本部長より送ってもらったガウンを併せても、3日ぐらいしか持たない計算だった。

しかし、まずは本日夕方に検査結果が分かるので、それまで凌ぐことが出来れば良いと考えた。
陰性であれば晴れて開放だし、陽性者が出れば保健所ももっともっと本気で介入してくれるだろうと思われたので、先の物品のことは考えないことにした。
とは言いつつも、ビニール袋でガウンを作ったり、様々な細かい作業を行っていた。

少し現場の様子を見に行くと、フェイスシールドとマスクとガウンに包まれた職員さんが汗だくになってケアに当たってくれていた。
昨晩にお試しで自分も着用して事務作業をしていたのだが、事務作業でも暑苦しさを感じたが、実際に身体を動かしてケアに当たる職員さんの身体的疲労はかなりのものだ!


こんな状況が2週間も続くと、職員さんが疲弊して倒れてしまうと思った。
そして、真夏でなくて良かったと思った。
夏真っ盛りの際にニュースなどで見た、コロナ対応病院の方々の大変さが少しわかった。

これぞ当事者意識ということだろう。

「遅かれ早かれコロナに感染する者が出る可能性が十分考えられるので、闇雲に心配する必要はないし、発生したらそれなりの対応を皆で協力したらよい。誰かを特定して責めるようなことはしないから、そこまで敏感になって心を擦り減らさなくて良い」ということを、配偶者がコロナ対策病院で働いている職員さん、子どものクラスメイトがコロナに罹患した職員さんなど不安に思われて相談に来た職員さんには言って来たのだが…
言って来た通りで、発生したら発生したで対応するだけなのだが…
本当に大変だということを身に染みて感じた。

事務所に戻り作業をしていると、ご家族や職員さんより、電話で問い合わせがあったり直接質問されたり、みんな不安に押しつぶされそうになっている。
特にご家族の中には「全職員と入居者にPCR検査を実施しろ!」とかキレちゃう方もいたり、長い電話では30分前後時間を要するケースもあった。

まずないと思うのだが、もしかしたらご家族がこのブログを閲覧されるかもしれないが…
事実なので記載する。

上記のような要望が悪いとも思っていないし、キレてしまうのも分からなくもない。
それが家族を想う気持ちなのは理解しているからだ。

しかし…

しかしだ…

我々がどうこう出来ることではないことを言われ続けるのは非常に辛いものがあり、ご理解頂きたいところである。
何も手を抜いているわけでもないし、全力で感染拡大に注意して職員さんも働いてくれているし、保健所の方々も一生懸命になって検討して対策を練ってくれているのだから…

<10時>
少しでも落ち着いてもらい、一人で悩まないで欲しいので、全体メールを送信する。

From: 有料老人ホームさとやま
Sent: Wednesday, September 30, 2020 10:01 AM
Subject: コロナウィルスについて

さとやま職員さんへ

老人ホーム入居者さんが抗原検査プラスとなったことで、突然不安になり狼狽されている方がおられます。
不明な点や不安があるのであれば、遠慮なく兼松までお問い合わせ下さい。
不確かな情報や思い込みによって、心労が増加されるのは望ましくありません。
ご相談頂ければ、きっと気持ちがなると思います。
(相談頂く大多数の方が、誤った認識で不安が助長しています。知れば怖さはなくなります☆)

昨日まで行っていたメディアや行政が発している対策をしっかりと行ってもらい、感染リスクのある行為を避けて頂くだけで結構です。
八尾保健所としっかりと連携し、対策を講じています。
情報は昨日同様しっかりとメールにて配信していきます。

PCR検査を実施した21名の方以外は、濃厚接触者でもなく、PCR検査対象者でもありません。
普段通りの日常生活で問題ありません。
今晩に結果が出ると思いますので、また情報を発信して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。

※不安なら遠慮なくご相談下さいね。

さとやま 兼松

少しでも心的ストレスが和らげば…との思いで送ったメールである。

しかし…またしてもメールにミスが…
脱字…

「不確かな情報や思い込みによって、心労が増加されるのは望ましくありません。ご相談頂ければ、きっと気持ちが”楽に”なると思います。」と打ちたかった!
”楽に”が抜けてるやないかいっ!!!!
やっぱり疲れているのかな!?ちゃんと落ち着こう…
落ち着いているんやけどな…
と、送ったメールを見て気持ちを引き締め直した。

そして、時折現場を覗きに行き、職員さんと会話して、事務仕事を行う。
月末月初め業務は、そこそこ忙しい。
現場の対応は、現場の職員さんに託し、日常業務に取り掛かった。

ご家族からの問い合わせが、かなり多い。
結果が出たら連絡するということで昨日電話してもらったのだが、そもそも抗原検査陽性でPCR検査を実施するということを理解してもらえていないことがとても良く分かった。
とにかく、入居している親族のことが心配なのだろう。

情報に踊らされているというのは、こういうことを言うのか…
昨日まで普通に生活しており、普通に面会に来られていたのだが「コロナウィルスの抗原検査陽性者が出た」ということで、パニックだ。
それは職員さんも同様だ。
昨日までの行動と同じなのに…すべてが変わったかのように右往左往してしまう人もいる。

どうすればご家族に安心してもらえるのか考えたが、残り数時間後に結果が分かるので、それまでは耐えてもらおうと思った。
これ以上連絡して情報を伝えるより、最終結果とその後の行動を伝える方が良いと判断した。

昼食を食べたのだが、あんまり覚えていない。
取りあえず「昼寝をしよう!」と思って、急いで食べたことだけ覚えている。
30分ほど爆睡して、午後からも仕事に取り掛かる。

ラウンドするとガウンの消費量が凄い…
一日200枚では足りないのか…

職員が感染しているかもしれないし、入居者さんが感染しているかもしれないので、互いに感染させるリスクがあることを理解してケアに当たれば、当然といえば当然である。
普段より、やはり空気が重く感じる。
職員さんは、口々に「暑い!」と言っていた。
本当に真夏でなくて良かった。

まだか…まだか…まだか…まだか…と思いながら、ルーティンワークをこなす。

<16時>
保健所より電話が入り、事務員さんに取り次いでもらった。

担当保健師さんより「兼松施設長!検査結果が出ました!PCR検査を受けた全員が陰性でした!」

兼松「えっ!全員ですかっ!?ほんまですか!?全員!?全員が陰性ですか!?」

保健師さん「ハイ!全員です!全員が陰性なんです!ご家族も陰性です。」

兼松「えっ!最高じゃないですか!最高の結果じゃないですかっ!Cさんはどうなんですか?」

保健師さん「全員です!Cさんも陰性です!検査した対象者は全員陰性です!」

兼松「マジですかっ!本当ですか!?じゃぁ~抗原検査は偽陽性ってことですか???何もなし!?」

保健師さん「はい!何もなしです!コロナウィルス感染者は0名です!」

兼松「やったぁ~!!!!めちゃくちゃ嬉しいです!最高です!ここ数年で本当に一番嬉しいです!!!」

保健師さん「はい!私も嬉しいです。今日はゆっくり休んで下さい!」

兼松「もう何でしょう。最高過ぎて…めちゃくちゃ嬉しいです!!飲みに行きましょう!!!!」

保健師さん「はい!でも、それってダメなヤツですよねっ!www」

兼松「本当ですね!コロナが落ち着ていたら絶対に飲みに行きましょう!!!本当にありがとうございました。○○さんもゆっくり休んで下さい!」

保健師さん「はい。今日は、もう定時で直ぐに帰ります!www」

兼松「ありがとうございました。本当にありがとうございました。」

私の大声と大喜びの電話を聞いていた事務所職員さん達も、総立ちで拍手で大喜び!!!!
急いで、現場の職員の元へ階段を走って行く!!!

まずは2階の職員さんに告げる!
「みんなガウンを脱げ~!!www全員PCR検査陰性でした!Cさんも陰性でした!誰も感染していません!!!最高の結果でした!!!!」

皆大喜び!!!

すぐに3階に走って行く。
誰よりも頑張ってくれた副課長と看護主任さんが3階をラウンドしていた。
私の2階で叫んでいる声が聞こえていたようで、何があったのか???と思っていたようです。

「陰性でした!陰性でしたよ!全員陰性でした!やったぁ~!!!」と叫ぶ私。
廊下は走るな!大声でしゃべるな!と言っていた施設の長が、大声で叫んで走っている!
詰所にいた看護職員さんや介護職員さんやリハビリ職員さんに伝える。

「Cさんは!?家族さんは!?」と問われましたが、「全員陰性です!抗原検査は偽陽性です!誰もコロナウィルスに感染していません!!!」と伝えた。
万歳して喜んで涙ぐんでいる現場責任者の看護主任さんに、思わず抱きつきました!!!!(女性なのにすみません。。。。)

泣いて喜ぶ者、安堵して座り込む者、大はしゃぎでジャンプする者…
感情表現はさまざまでしたが、最高に嬉しい瞬間でした。

現場の職員さん達に伝えた後、事務所に戻りながら法人本部部長に電話で報告する。
兼松「お疲れ様です!陰性でした!検査は陰性でした!全員陰性でした!」

本部部長「えっ!全員???入居者さんは!?」

兼松「はい!職員も家族も入居者さんも、全員陰性でした!偽陽性でした!」

本部部長「よっしゃぁ~!!!!!!!!!!!お疲れさん!!!!!今日はゆっくり休んで!皆にもそう言ってあげて!!!!」

本部部長が電話越しで、メチャクチャ叫んでいました!www
保健師さんから電話をもらった時の私もそうだったんだろうな~(^^♪

そして、理事長にも報告の電話をする。
会議中であったようだが「そうか。良かった!ご苦労さん!」と労いの言葉を頂きました。

そして、事務所に戻り、相談員さんやケアマネさんに手分けして「コロナウィルス感染者がゼロ」であることをご家族に報告するように依頼した。
私は、仕事を終えて帰宅した職員さんや不安に思っているお休みの職員さんにメールを打とうとパソコンの前に座る。

事務所には、職員さんがたくさん居たのだが…

座ってメールを打とうとすると、勝手に涙がポロポロと溢れ出て来た。

あれx!?
俺泣いてる…

なんかジワ~っとした感じで、心が熱くなって、涙がポロポロ流れて来ました。
事務所に居てた職員さん達は、見て見ぬ振りをしてくれました。

テキパキと心乱さず、理路整然と行動してきましたが…
知らぬ間に重圧を感じていたのだと思いました。
安堵のうれし泣きでした。

しばらく女々しくティッシュで涙を拭いていましたが…
待っている職員さんがいるので、全体メールを作りました。

From: 有料老人ホームさとやま
Sent: Wednesday, September 30, 2020 4:44 PM
Subject: コロナウィルスPCR検査マイナス!!!!

さとやま職員さんへ

皆さん大変な心労をお掛け致しました。
検査を受けた入居者1名・ご家族2名、そして職員21名全員のPCR検査結果は、「陰性」との連絡が入りました。
抗原検査の結果は、偽陽性とのことでした。
誰も感染していませんでした。

遅くまで残って入居者家族・利用者家族・ケアマネ・関係機関への連絡を行ってくれた職員さんありがとうございました。
遅くまで残って感染対策のために一緒に行動してくれた職員さんありがとうございました。
私の知らないところで、様々な調整や配慮を行ってくれた職員さんありがとうございました。
一先ず、一安心です。

しかし、コロナウィルス感染リスクについては、常に我々と隣合わせとなります。
今回の事象から学んだことを活かし、新たに対策を練りながら取り組んで行きたいと思います。

取り急ぎ、クラスター発生などの最悪の事態は免れたことをお伝え致します。
ありがとうございました。

さとやま 兼松

ということで、ホッと一息つき肩の荷が下りました。
ドッと疲れが襲ってきました!www
昨日と同様に、事務所はテレアポの事務所のように、電話の声だらけ。
でも、昨日と違い、職員さんの声は晴れやかだし、家族さんも喜んでくれているのが職員さんの会話の感じで分かりました。

ご家族さんの面会は再開します。
でも、学んだこともあり、感染対策は強化して行きます!

本当に良かった。
本当に良かった!
本当に良かったです。

でも、コロナウィルスの感染リスクは、常に隣り合わせです。
また同じことが起こるかもしれません。
予防しようと努力していても、防ぎきれないかもしれません。
憎いぞコロナっ!!!

ある程度仕事を片付けた後に、法人の役職者だけにメールを送りました。

From: 有料老人ホームさとやま
Sent: Wednesday, September 30, 2020 7:16 PM
Subject: メールの送信について

医真福祉会役職者のみなさんへ

お疲れ様です。
さとやまにてコロナウィルス騒動がありましたが…
あえてですが、さとやま職員に対して送っている全てのメールを各部署責任者へお送りしました。
自部署で生じた際の参考になればと思いお送りしていました。

メールだけでは伝わらない大変さが現場ではありましたが、時系列である程度理解して頂けたかと思います。
感染予防の観点で甘い部分も分かりましたので、次に繋げます。
その内容も、また後日お伝えさせて頂きます。

PCR検査対象者全員が陰性であったと分かった際には、本当に嬉しかったです。
職員へ伝達した際には、安堵で泣く者、緊張の糸が切れたように崩れ落ちる者、大はしゃぎで喜ぶ者など様々でした。
私も不覚にも、一息ついた後に少し泣いてしまいました。
老人ホーム職員全員が、それぐらいの緊張感というか不安感とういか、何が正しい行動なのか分からず混沌とした雰囲気でした。

もしクラスターが発生したら…という最悪の事態を想定して対策や行動を考えていたのですが、良いイメージが全く湧かず、陰性であることを祈るばかりでした。
コロナウィルスは完全に予防できるものでもなく、感染対策の取り組みをどこまで実施するのか?という線引きが難しく悩ましいですが…
入居者さんとご家族、そして職員の思いのバランスを取りながら、行動していきたいと思います。

さとやま 兼松

私が作成したさとやま職員全員に送っていたメールは、法人の役職者全員にも送っていました。
せっかくの機会なので、様々なことを感じてもらうチャンスだと思ったからです。
当然ながら、当事者でなければ感じることが出来ないことが多数ありますが、それでも取り組んでいることや考えていることが少しでも伝われば、法人として強くなると思ったから送りました。
どのように私が考えているのかも伝わると思いました。
成長するかどうかはその人次第のところがありますが、情報を発信してそれを活かせる人がいるのであれば有益な情報だと思います。

また、理事長・副理事長・本部部長へもBCCにてメールを送信していました。
現状を理解して頂けると思ったからです。
細かな報告をせずともメールを見て頂けたら、ある程度の概要を理解して頂けるので、口頭での報告が楽になります。
また、気になる点はアドバイス頂けます。

本当にハチャメチャな2日間であったが、様々なことを感じたコロナ騒動でした。

本当に職場の仲間に助けられた二日間でした。
めちゃくちゃ長く感じました。
まぁ~ほとんど寝ていないから、長いのは当たり前なのですが…www

特に、有料老人ホームさとやまの副課長と主任さんには、頭が上がりません。
ありがとうございました。

老人ホームさとやまの職員さんには、大変な心労をかけました。
目の前のやるべきことを黙々とこなして頂き感謝です。
そして、様々な準備や片付けなど、ありがとうございました。

先ほども記載したが、またコロナウィルスに脅威にさらされるかもしれませんが…
職員一同協力し、入居者さんとご家族に安心安全安楽に過ごしてもらえるよう、引き続きよろしくお願いします。

ありのままを記載したこのブログテーマですが…
閲覧して頂いた方に、何かしらお役に立てたり、介護現場で働いている介護・看護職員さんのことを分かってもらえる機会になれば嬉しいです。

長文お読み頂きありがとうございました。

コロナの野郎!
二度と来るんじゃねぇ~ぞぉ~!!!!www

changingman 兼松大和

2 件のコメント

  • お疲れ様でした!私はとある田舎の小さな信用金庫で働いておりますが、職員にコロナが発生した場合の参考になりました。ありがとうございました。

    • 気づくのが遅過ぎました!
      ご丁寧にコメントありがとうございます。
      ご参考になれば嬉しいです。
      また流行り始めています。
      お互い気を付けて行きましょう。

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