治療者としての思考

2022年1月3日より仕事初め。
ちょいとしたハプニングで、現場はバタついていますが、まぁ~何とかなるでしょう。
素晴らしい職員さんが多いからねっ☆
請求業務を静かな事務所で、サクサクこなした。

自分が自転車に乗らなくなると、自転車仲間の活動を見なくなった。
Twitterを見る時間が明らかに減った。
別に意図的に避けているわけではないが、自然とそうなっている。
面白いね。

でも、やっぱり早く自転車に乗りたい!w

先日、My wifeとちょいとした言い合いというか、小競り合いがあった。

私もMy wifeも理学療法士の資格を持ち、臨床で経験を積んできた。
私は、新卒時代から情熱的な野郎で、将来はBIGな有名理学療法士になってザクザクお金を稼ぐ野望があったので、メチャクチャ勉強するタイプだった。

学生の時には「一人の出来損ないの学生を卒業させて、将来何百人もの患者さんが不幸になるぐらいなら、お前ら学生を卒業させない!」ってことを言われ続けており、実際に20人しか同期が居ないのに半分は留年したり退学したりするソルジャーな学校であった。
(それが今となっては、猫も杓子も卒業できて、学力の低… おっと!口が滑るのでこの辺で止めておきますwww)

そんな学校を卒業したので…
就職してからは、週に3日は勉強会や研修会に参加し、学会にも必ず参加していたし、研究発表を行ったり、自分で勉強会を開いたりしていた。
とにかく知識と技術を身につけて立派な治療者にならなければ、患者さんに申し訳ないし、認められる存在になれないと思ってがむしゃらだった。
3年目ぐらいまでは勉強しまくったし、4年目~5年目ぐらいまではアウトプットもしまくった。

そして…
頑張って努力したけど退学して行った仲間が居てたので、努力しない人や全然知識も技術も身につけていない新卒を見ると、志半ばで散って行った同期の顔を思い出して、許せない気持ちでいっぱいだった。

そんな私とは違って、知識技術を詰め込むわけではなくセンスの塊だと称するMy wifeとは、理学療法士としての仕事の取り組み方が違うので、お付き合いしている時から理学療法士としての専門的な話はしないようにしていた。

まぁ~周りを見ても、私のような人は少なかったし、私が異端児だったんだけどね。

My wifeとは、治療についての話をしないことが、仲良く過ごすための選択だった。

月日は流れ、私が自転車競技にのめり込み、身体に違和感や故障が生じた際に、My wifeに治療を依頼するようになって来た。
私とはアプローチの視点が違い、治療されると学びも多く新鮮だった。

My wifeは知識武装しているわけではなく、本当に感覚的な感じでセンスがあるのだと思った。
深い知識の話は苦手なのだが、「ここを触ればここが良くなる!」といったことが感覚的に分かってしまうタイプだった。

そして、2021年12月19日に私は落車し、左手と右脚を負傷した。
左手は手術をしてプレートを入れており、私も初の経験で自分の身体を人体実験のように、評価して治療して無茶をしたりして効果判定していた。

自分で細かい手根骨を動かしたりできないために、My wifeにリハを依頼することにした。

左手のリハについては、My wifeのアプローチに納得ができ、相変わらずセンスで物事を解決する神がかった感じはするが、いろいろと的を得ており、実際に治療効果を体感できた。
「そこを触るんか!?」「おおぉ~それでこの動きが出るんか!!」「へぇ~そこに気付くんや!」など、触ってもらうことで学びも多く、治療効果もあり満足であった。

術部の痛みやプレートによる二次障害などを考慮したアプローチであり、痛みが生じるが改善して行くために必要なアプローチだと思えるものであった。

しかし…しかしだ…
右脚のリハについては、My wifeのアプローチは私の思考では理解することが出来なかった。
強い打撲による筋挫傷と血腫が主原因だ。

治療時に生じる痛みについても、受け入れることの出来ない壮絶な痛みであり、改善するために必要な痛みと思えなった。

「ここが癒着している」「ここを剥がさないと困るようになる」など説明をしてくれるが…納得が出来なかった。

リハを行ってもらっている以上、ある程度任せるつもりであったが、良くなるイメージが持てず、むしろ悪化する!との恐怖感が強かった。
でも…My wifeは自信に満ち溢れている。

私の解釈を伝えると、My wifeの解釈とは違うので、当然ぶつかり合う。
「痛い!痛い!止めて!って言って、拘縮が出来て障害が残るおばあちゃんと一緒やで!」と言われて、頭に来てしまった。

もちろん、怒り返すなどしないけど「もう脚は要らん!自分の解釈で自分の理想とするアプローチで治すわ。それが問題点だと俺は思わないから!」と言って、少し険悪になった。

昔、一度だけ担当患者さんに「リハビリの先生を変えて欲しい」と言われたことがあった。
もちろん、直接言われたわけではなく、患者さんが看護師さんに伝えた内容が上司に伝えられ、上司から私に伝えられたのだ。

当時のことは今でも鮮明に覚えている。

悔しかったな…

大腿骨骨幹部骨折の患者さんだ。
髄内釘とボルトで固定されており、膝関節の曲がりが悪かった。
確実に良くなってきていたし、確実に良くする自信があった。

しかし、私は自信を持ち過ぎており、患者さんの訴えに耳を傾けなかった青二才だった。
痛みに耐えるのが辛そうであったが、良くできる自信があったのでガンガン攻めた。
そして、拒否された。。。

当時の上司に対して「何故ですか?絶対に良く出来ます!」と言ったな…
しかし、上司に「評価と治療は正しくても、患者さんに受け入れられていないから、担当を変更する」と言われた。
強気の私をなだめるのに使った言葉だろう。

評価と治療が正しい!?

今回の自分が、痛みに耐えれないあの患者さんなのか!?と思ったが、違うと思った。

今なら、あの時の自分自身のアプローチは、間違っていると思える。
そして、My wifeのアプローチも違うと思っている。
根本原因が、違うと思うから。

My wifeのリハを断った私は、毎日湯船に1時間ぐらい浸かり、自分自身でアプローチしている。
確実に改善してきているし、やはり自然回復に勝るものはない。

なぜこんなことをブログに書いているのか!?というと…

自転車仲間からたくさんのリハの相談を受けて答えているからです。

「自然回復に勝るものはないよ!」と必ず答えているのですが、これってとても大切だから。
リハビリしないと良くならない!って固定概念があって、リハビリして悪くなっている人がたくさん居てるのも事実なんです。

自然回復を阻害しないように廃用を予防し、自然回復を促すようにアプローチするのです。

自分自身がアプローチして治している!って過剰に思っている人は、リスキーですよ。(当時の私…w)

これが言いたかったんです。

もし、ご自身の身体に不調があったり、身近な人でリハビリが必要な方が居たら、上記視点で見極めて下さい。
自然回復が、メチャクチャ大切ですからね!

知識が増えれば増えるほど、経験が増えれば増えるほど、自信が無くなって来て、断定的な言い方が出来なくなります。
自転車でのトレーニングでも同じですよね!
これだけ色々とやってても、試行錯誤ばっかり。

なので、若かれし私のような…青二才のような断定して発言する人間は疑って下さいね☆

私で良ければ、いつでもご相談下さい。
適当に答えますからっ!w

さっ!風呂入って自主リハして、自然回復を促すぞ!!!

Changingman 兼松大和

2 件のコメント

  • 初めまして!
    2020年の8月からロードバイクを始めて、富士ヒルクライムゴールドを目指してます。
    強い選手を調べていたら、兼松さんのこのブログに辿り着きました!

    自分も、AT鍼灸師として、患者さんと向き合う日々で
    譲れない部分や、素直に受け入れる部分がたくさんあり
    この記事を読んですごく共感しました。
    怪我が速く良くなりますように、そして今年も活躍を楽しみにしてます!

    • 気づくのが遅くなりました。
      メッセージありがとうございます。
      共感して頂き嬉しいです。
      治療者って本当に答えがないので日々勉強ですよね。
      おごらずに謙虚でなければならないと思います。
      患者さんをしっかりと治してあげて下さいね。
      ありがとうございました。

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