第1回神河ヒルクライム レースレポ

第1回神河ヒルクライム

広島ロードからの2連戦だ!

宿泊したホテルは、神河ヒルクライムのゴール地点のホテルであるリラクシア!
かなり綺麗なホテルで、レース後にそのままホテルに戻って着替えたりしても、チェックアウトの時間に間に合うので、かなり有難い☆
少し金額は高いが、メリットの方が圧倒的に勝るのだ!

前日にホテル入りした時は、ヒルクライムのコースとは反対側の広島側から上って来たので、コースは把握できず…
しかも、真っ暗だし!
何となくナカジと車で視察したのだが、やはり車だと分かりづらかった。

いつもならレース3時間前に起床して、食事を摂るのだが…
広島ロードの疲労と前日の睡眠不足を考えると、食事より睡眠時間を優先する方が良いと判断して4時45分に起きる。
レースは7時30分スタートだ!

起きてすぐにわかる脚の疲労…
押さえてみると…脚が痛いやん!!
そりゃ〜まぁ〜そうだわな!
インターバル弱いおじさんが、集団のオケツを追っかけて、インターバル頑張ったんやからさっ(T-T)

「まぁ〜想定内!想定内!」と言い聞かせる。

外を確認すると…霧雨で…しかも、強風でガスって真っ白やん!


広島ロードの過酷な状況がフラッシュバックする…

でも、やるしかないのだ!

数人から教えてもらった情報によると…
ホンマか知らんけど、私が神河ヒルクライムに申し込みしていることが出走者リストで分かってから、ツイッターで地元の兵庫県勢がザワザワ騒ついてるらしく、メラメラしてるらしい…(>人<;)
本音を言うと…広島ロードの翌日で調整して挑むレースじゃないので、そっとしておいて欲しかったのだが…
「そうわ問屋が許さない!!」って感じらしく、恥ずかしい走りが出来ない状況になっているっぽいΣ(゚д゚lll)

ということで、エントリーした時より私のテンションも高目だし、簡単には負けられない!!と気合いを入れていた。

話は戻して…

ささささっ!!!っと食事を済ませて5時過ぎにホテルを出て、自転車を下ろす。
ここで眠たそうなおじさんに声を掛けられ、誰かと確認すると五郎さんだった!w
「大和優勝しろよ!」と一言だけ言われ、車で下って行った。

やはり私は優勝以外認められないんだよね〜|( ̄3 ̄)|って、腹をくくる!

激坂区間の分岐部までナカジと下り、分岐部から3㎞ほど上ってアップを終える。
受付時間に間に合わない…
そのまま急いでレース会場へ向かい、受付と着ていたウエアを預ける。
荷物を預け終わって、6時半過ぎだった。

五郎さんが、出走前のセレモニーでしゃべっている!
MCアケさんが「ずばり優勝候補は??」と質問すると「兼松選手ですね!」と五郎さんが即答!!σ(^_^;)
なんかプレッシャーが半端無いな…
勝てないと雑魚扱いやん…

ホテルを出てから五郎さんに声を掛けられて腹を括ったのだが、このセレモニーでさらにもう一段強く腹を括ったのだ!w

たくさんの人に声掛け頂き、写真を何枚も撮ってもらったり、握手をしたり、なんかアイドルみたいな気分になった\(//∇//)\
勘違いおじさんかもしらんが…

ちょっとだけ時間があったので、平坦区間を30秒ダッシュを行い、脚と心肺に刺激を入れておいた。

そして、スタートするためにゼッケン番号で割り振られた第四ウェーブに並びに行く。
ここで同じウェーブを同じレベルで走ってくれるだろう楠本君と話をしていると、IT技術者おじさんが並んでいたので驚いた!
IT技術者おじさんも、ナカジや私と同じように広島から神河入りしていたようだ(^ ^)

事前情報によると…
第三ウェーブが強い選手が固まっているようで、平坦区間をローテーションして走れるので、かなり優位だそうだ!
申し訳ないのだが…
私が知っている強豪選手は、今年の富士ヒルで3位になった板子きゅうり王子だけ!
富士ヒルのスプリントを見る限り、きゅうりだけであのパワーは出ないので、きゅうり王子ではなくなったのだが…(; ・`д・´)

後は、第二ウェーブのクラウドのマスピーとナカジの2人を知っているが、能力的に負けるとは思わない。
やはり最大の敵は、きゅうりばかり食ってたおじさん!!

IT技術者おじさんと楠本君と話をしていると、デカイおじさんが恐る恐る会話に入って来て、一緒に話をする。
きっと普段は戦闘力0にして気を抑えているのに、レース前だから自然と気が高まって戦闘力を計られていたらしい。

やはり私ほどの戦闘力を持っていると、周りを圧倒してしまうようだ!!w( ̄▽ ̄)w

デカイけどビビりおじさんは、地元のおじさんらしく、兵庫県勢の戦闘力を把握しているらしい。
やはり1分先にスタートする第三ウェーブが、板子きゅうりを食っていたおじさんを筆頭にかなり強いらしい!

このレースは、ネットタイム方式により着順が決まるレースで、第一ウェーブから第四ウェーブまで50人ずつの4つの組みに分けられ、1分ごとにスタートして行くレースなのだ。

コースプロフィールからも分かるように、序盤の10.5kmぐらいまでが緩斜面で、かなりスピードが出るらしい。

よって、集団の利が大きい!
そこから13.5kmまでがジワジワ上り始め、ラスト4kmが激坂となり勾配10%の上りがゴールまで続くのだ。

このコースで勝つためには…
序盤は、同じグループに分けられた選手と協力し合い、脚を残しつつ激坂区間まで如何に早く走れるかが肝になる!!
そして、そこからは個の力が勝負となる。

序盤を抑えると、終盤の激坂区間だけではタイムを稼ぐことは出来ないだろうし…
序盤を飛ばし過ぎると、終盤の激坂で垂れてしまうだろうし…
ペース配分がかなり重要なコースなのだ!

デカイけどビビりおじさんに「この第四ウェーブで私と一緒に走れるレベルの選手は誰ですか??」と聞くと「この4人です。」とビビりながらも、迷わず答えてくれた!(笑)
ビビりおじさんも含めてるやんけっ!!!!w
どうやら、デカイけどビビりおじさんは、そこそこ速いらしい!!
身体がデカイので、平坦区間に大いに期待だΣ(・ω・ノ)ノ!
そして、この4人でローテーションする時間を決める。
当初は30秒ローテと話していたが、IT技術者おじさんが「キツイかもしれないので、20秒で行きましょう!」とITを駆使して答えてくれたので、20秒ローテで回すことで決まった!(ホンマにITを駆使したのかは、誰も知らない…w)
ITおじさんは「平坦が終わるまで、頑張って引きます!」と力強く語ってくれた。
E1でゴールスプリントまで残る選手なので、心強い(#^.^#)

そして、レースはスタートするのだが…
スタート前のMCアケさんのコールで、またしても「優勝候補で2017年富士ヒルチャンプの兼松大和選手!!!!」と呼ばれてたので、オーディエンスの拍手に応えるべく、手を挙げてスタートラインの最前列に並んだ。

もう腹を括り過ぎて、身体が半分に千切れる寸前だった:(;゙゚’ω゚’):

スタートする前に、恒例のやつを…いつものバロメーター!!

・このレースへの意気込み:50%
広島ロードのおまけ的な感覚で申し込んでおり、意気込みとしてはかなり低い。

・当日のやる気:90%
何だかTwitterで騒がれているようだし、五郎さんやアケさんにケツを叩かれまくっているし、恥ずかしい走りが出来ないので、やる気スイッチがONになりました!!

・身体のレース強度への適応:80%
体重は62kgであり、パワーが出やすい体重だが、激坂は厳しい…
4km程度であれば、何とか耐えれるだろうから、そこそこ適応できてるんじゃね!?って感じ。
コースも把握していないし、知らん!

・事前調整:10%
広島ロードの疲労がパネェーって感じだし、睡眠不足で眠い…
試走をしていないのでコースを知らないし、レース時間も読めないし、調整はうんこです。

・疲労蓄積:80%
脚を押さえると痛いレベルの筋疲労。
TSBやTSSでは計れない疲労がある。

・合格ライン:優勝!
優勝以外は、誰も認めてくれない。
最悪、何着でも良いので、怪盗兼松として表彰台の真ん中をさらってしまうしかない!w

レースで使用する機材は、以下の通り。

フレーム:FOCUS イザルコマックス
コンポーネント:SRAM RED eTap(プーリーをカーボンドライジャパンのビッグプーリーへ変更)
ホイール:BORAウルトラ35
タイヤ:Vittoria コルサスピード
シューズ:LAKE CX301
インソール:SOLESTAR BLACK
ウエア:SUNVOLT プロフィットワンピース半袖
ヘルメット:OGKカブト
重量:6.1kg
ITおじさんが紹介してくれているので、こちらをご覧下さい☆

兼松大和選手が初代王者に第1回神河ヒルクライム

スタートして、私が先頭で駆け上がる!
あまり急加速して後ろがキツくないように、ややマイルドに加速しながらスピードを上げて行く。
35秒程してから、IT技術者おじさんが「はい!」と言って右側から前に上がってくれる。
1分ぐらいはスピードに乗せてペースを理解してもらうために走ろうと思っていたのだが、良いスピードで加速してくれるので「さすが!!」と思った☆
そのすぐ後に、楠本君が続く。
その後に、ややキツそう?に見える、デカイけどビビりおじさんが続く。

スタート直後なので、元気な選手が後ろに引っ付いて来る。
しかし、同じペースで走れる選手はいないようで、前に来たら踏みたく無いので減速してしまうので「ローテに加わらないなら、入らないで!」と声を出す!!!
ITおじさんも楠本君も大きな声で「前に出るなら引いて!引かないなら前に入らないで!」と声を出す。

20秒ローテなのだが、楠本君とビビりおじさんのスピードが遅く感じる!
「まぁ~序盤だし、他の選手が入って来たり、前のウェーブの選手が多くて走りにくいから、集団走行が苦手っぽいし、仕方ないかぁ~」と様子を見る。
「4人だけになったら、もっと良いペースで走らないとなぁ~」と思ってローテを回す。

すると…

2分ぐらいしたら、ビビりおじさんが付き切れしかけている( ゚Д゚)
そして、盛大に千切れて行きました!!!!w
ビビりおじさんは、2分で千切れおじさんでしたっ!!

冒頭のコメントに戻るけど…
【デカイけどビビりおじさんに「この第四ウェーブで私と一緒に走れるレベルの選手は誰ですか??」と聞くと「この4人です。」とビビりながらも、迷わず答えてくれた!(笑)ビビりおじさんも含めてるやんけっ!!!!wどうやら、デカイけどビビりおじさんは、そこそこ速いらしい!!身体がデカイので、平坦区間に大いに期待だΣ(・ω・ノ)ノ!】
と思ったけど、ビビりおじさんは、2分で千切れおじさんで、期待外れおじさんでしたっ!!!(笑)
イジリ倒してゴメンね(^^)v

2分で千切れおじさんを切り離し、ITおじさんと楠本君と私の3人でローテを回す。
この時点で、前の第三ウェーブよりかなり不利であることは確実だ…

3分経った頃に、楠本君の引きが弱いままなので「楠本!もっとちゃんと踏め!!!」と活を入れる!!!
しかし、ペースは上がらない…
「こいつ~激坂区間に脚を残す作戦やなっ!ITおじさんと俺は引いてるのに~!こんなペースやと絶対に勝たれへんやんけっ!」と思って、4分頃に再び「もっと踏まんかぁ~!!!」と発破をかける!
しかし、ペースは上がらない…
楠本平地踏めないおじさんと、ITおじさんの息の切れ方が粗々しくなって来て「あれっ!?もしかして、2人ともきついの??」と初めて思った。

私が前を走って引く時間を25秒にしていたのだけど、35秒に増やしてみる。
4分を過ぎた頃に「きついっ!!!」と2人のどちらかが声を放った。
そして、4分50秒で私のローテが来た際に「兼松さん!ごめんっ!」と声が聞こえたので、振り返ると…
IT技術者おじさんが、付き切れおじさんになりかけていた。

まだまだ平地区間は長いので、一人で走るのか悩み、一度ペースを落とし、後ろに下がる。
そして、5分30秒の私のローテの際に長めに前を走る。
おそらく1分チョイぐらい引いたぐらいで「ごめんっ!」と声が聞こえて振り返ると、またしても千切れかけていた…

このおじさん達とローテを回しても、きっと優勝できないだろうと思い、思い切っておじさん達と別れることにしました。
ということで、IT付き切れおじさんと平地踏めないおじさんとパーティーを解消しました。w

ここからは、一人旅!
40分~45分ぐらいのレースになると思っていたので、35分~40分の個人TTとなった。

できるだけエアロ姿勢で、垂れないギリギリの範囲で踏む!
何人もの選手を抜くのだが、抜いた際に「はやっ!!」とたくさんの人に驚かれました。
そして、しばらく走ると第三ウェーブで先頭ローテしていただろうカワさんが見えた。
カワさんはパワーがあるのを知っているのだが、平地区間で千切れている…
これは第三ウェーブの集団は、かなり速いことが予測されたので、激坂区間で垂れることを覚悟で加速する!
平地でついた差を激坂で取り返すのは、かなり難しいので、とにかく平地を飛ばす!

カワさんの車載カメラにチラッとだけ映っていました☆サンキュー!!


この動画を見て、第三ウェーブの先頭集団が多人数で先頭ローテを行っているのが分かる。
改めて、勇気を持って一人でTT勝負を挑んで良かったと思えた。
最良の判断だったと思う。

勾配がややきつくなり始めた際に、私の後ろに付いて来る選手が居たので、しばらく引いた後に前に出るように促す!
少しだけ前を引いてくれたけど、ペースが合わないので、やはりパスして、1人でゴールを目指しました。

平地区間をかなり飛ばしたので、かなり辛い…
太ももがこわばって痛い…
でも、優勝したいので、とにかく必死にペダルに力を込める!

すると…激垂れしている、きゅうり食ってたおじさんが居てるではないかっ!?
「どうしたっ!?」と聞くと「タイヤ外れた!」と答えてきた。
見るからにタイヤは外れて無さそうだけど、気にせず抜く。
すると、普通に後ろに付いて来るので「前を引いてくれやっ!ずっと1人やねんからっ!」とお願いしてみると…
「それは出来ない!」とアッサリ断られた!(≧◇≦)

兵庫県勢として出来ないらしい…

くそったれ~!!!と思いながら、走る。
少しだけ並走していたが「あかん!」と言って、消えて行った。
「ちょっとぐらい引けや~アホンダラ~!!!」と心の中で叫んでおいた!

そして、しばらく走るとソレイユ!?のジャージを着た選手を抜いた際に「兼松さん!後ろつかせて下さい!!」とかなり礼儀正しく声かけするおじさんがいた。
もちろんOKだ!
しかし、すぐに消えて行った!w
礼儀正しく後ろにちょっとだけ付くおじさん!!!アディオス!!!

辛い…
とにかく辛い…
太ももが痛くて辛いけど、それよりも胸が苦しい…
平地を飛ばして走った付けが回って来た…

サイコンを見て、残りの距離と時間を計算する。
後、ぶどう坂1本だっ!!と言い聞かせる。

前に、レースを止めているナカジを発見!!
追いつく前に「ナカジ~!!!引いてくれ~!!!」と叫ぶ!

「ほいなっ!!!」と気持ちの良い返事が返って来て、ナカジがダンシングするが、ペースが速くて付いて行けない…((+_+))
「ナカジ速い!!」と伝えると、少し待ってくれて「一分だけ引きます!!!」と言って、引いてくれた。
勾配がキツイし、緩斜面ではないのでメリットはそれほどないのだが、垂れている私のペースメークという意味ではとても助かった。

後ろに選手がついている。
礼儀正しく後ろにちょっとだけ付くおじさんなのか?他の選手なのか?はっきり覚えていないが「前に何人いますか?」と聞くと「第三ウェーブは2人です!」と答えてくれる。
「どれぐらい前!?」と聞くと「かなり前です!」とのこと…

がんばるしかない!めちゃくちゃ苦しいが、頑張って踏む!
「兼松さん!頑張って~!!!!!!」と、ナカジと他の選手が叫んでくれる。
がんばって踏む!とにかく踏む!!

そして、最後は下ハン持って、ダンシングしてゴールしました。
出し切りました。
手元のサイコンでは、39分30秒ぐらいだった。
これが速いのか?遅いのか?分からない…

MCアケさんのアナウンスが聞こえる。
ホテルリラクシアのゴール地点に行くと、3名の選手がいた。
マスピーとその他2名。
結果が分からず、気持ちは落ち着かないが、先にゴールした第三ウェーブの2人の選手が「自分たちがここに来て、30秒ぐらいで兼松さんが来ました。」と言っていたので、不安だが優勝できたかもしれないと思った。

結果は、ご存知の通り、優勝でした!!本当に良かった☆

序盤一緒に走ってくれたパーティー(^^♪
左から、2分で千切れおじさん、平地踏めないおじさん、なんとか優勝おじさん、IT付き切れおじさん

パーティーとして走ったのは、わずか5分半だが、一緒に序盤を走ってくれなかったら、勝てなかったと思う。
第三ウェーブの先頭の選手が2位だが、14秒しかタイム差がなかった!!!
きわどい戦いでした!
本当にありがとうございます!!

表彰を待っている間や表彰後に、たくさんの方と一緒に写真を撮らせて頂き、やっぱりアイドル気分になりました!w
そして、ツイッターで関わったことのある人達の顔が分かった。
ナガレ礼儀正しいおじさん、ぽんたろうビビりおじさん‥などなど。(笑)

表彰では、ナカジが写真をたくさん撮ってくれたのだっ!!

IT付き切れおじさんとのツーショット!!!

優勝が決まった瞬間!おなじみのパフォーマンスで、会場を盛り上げましたヽ(^o^)丿

五郎さんとMCアケさんのプレッシャーに打ち勝つことが出来て良かった(#^.^#)
発破をかけてくれて、ありがとうございました。

そして、神河町のマスコットキャラと写真を撮って、風呂入ってから、地元の蕎麦を食べて、イベントに参加して帰りました☆

ナカジのお陰で、楽しいレース2Dayとなった☆
ナカジ!!!いつもサンキューなぁ~!!!
帰りは、恒例のドカ食いで優勝しときました!(^^)!

次のレースは乗鞍です!
頑張ります☆

Changingman 兼松大和

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