勇気ある撤退!と言いたいだけ… JBCF 広島 2020-Day2

チェックアウトは11時で、レースは12時からなので、ゆっくりホテルで過ごす。
といっても、いつも通り5時前に目が覚めるのだけど、二度寝して朝食に行く。

朝食では、昨晩のメンバーが時間差で重なり、わいわいとしゃべりながらリラックスした時間を過ごす。
キャップはレースには出ないが、JPTのレース時間まで1人で練習しに行くらしい。
意識が高い!!!

部屋に戻り、マッサージしたり、片づけしたり、レースの準備をしてダラダラ過ごす。
いつものセット!

マッサージは、Igname棒でゴリゴリする。
写真撮り忘れた!www

レース会場に10時半頃に到着し、自転車のチェックや検車などを終え、試走の時間まで過ごす。


至ンルン!

今の私は、こんな感じ!↓


そう!決して周りの選手と比較すると強くないけど、決して弱くはないと思う感じ。
まぁ~普通のおじさんだね!

実は、新アイテムを導入しました。

リムハイトは、フロント51mmでリア33mmという仕様!

これでサイコンとペダルを含んでレース仕様で7.44だった!

タイヤは、安定のVittoriaのCORSA グラフェン2.0です。


大好きなタイヤです。

11時20分より試走に出る。

ほとんどの選手が前日走っているので試走には出ないようだ。
暑さにやられるので、クーリングしている選手の方が多そうだった。

試走していると、前にブリッツェン(以下ブリ)の選手が居てる。
何となく抜くのも偉そうだと思い、少し離れて後ろを流す。
そこそこの速度でコーナーを曲がると、何だか滑るような感覚があり、イメージしたラインで曲がれないことがある。
空気圧が低いのかな!?とか、フロントを51mmのラピッドにしたからコーナー速度が高いので感覚が違うのかな!?とか考えながら走る。

途中で完全にブリの選手がゆっくり脚を回しているだけなので、私もゆっくり走る。

増田選手・阿部選手・大久保選手だった。
みんなケツがデカイ!
マスピーなんて、細く見えるのに、ケツはブリっ!っとしている。
走れる選手は共通してケツがデカイ!と思いながら、前の三人を見て走る。
すると、小野寺選手も合流して前が4人になった。

おじさんは後ろでタラタラ走る。

すると、大久保選手が話しかけてくれたので、会話する。
大久保選手は今年引退すると発表しており、昨年の大分アーバンクラシックで、交通整理がちゃんと出来ていなくて、一緒にコースアウトした選手だ。
その時の話をしたり、引退後の仕事の話をしたりした。
セカンドキャリアって、本当に難しいよね~。
仕事の話とかなら色々と経験しているから、アドバイス的な話が出来ると思うんだけどね~
とても優しい柔らかい感じの選手でした。

そう言えば、試走に行く前にマスピーからも話しかけられた。
自転車についての質問だった。
興味を持ったら話しかけて聞くスタイルは、素晴らしいよね~。
やっぱり強い選手は探究心が凄いんだろうなぁ~。

そして、試走を終えてスタート地点に並びに行こうとすると、もう並んでた!www
あれっ!?
50分からじゃないの???www

どう考えても最後尾スタートになったので、ゆっくりテントで過ごす。

そして、レーススタート。
位置取り合戦はある程度あるが、思っていたより強度も高くないし、リスキーな感じでもない。
しかし、時々タイヤがズレる感触があり、恐怖心を持つ。

すると…三段坂手前の緩やかな何ともない下りで落車発生!
完全に足を止め、再スタート。

当然ながら前とは距離が開いているので、ここで離れたら終わりなので、ガンガン踏む!
下りもガンガン踏んで、三段坂に差し掛かる。
つれぇ~よぉ~!!と思う暇もなく、必死に踏む。

少し緩んだと思って前を見たら10人ぐらいのパックが坂で逃げていて、15mぐらい距離が開いて30名ぐらいのメイン集団。
めっちゃ離れてるやん!!
必死に追うと、バンバン千切れた選手が落ちてくる。
集団大崩壊!!!!

ここで前のメインに乗れなかったら終わりだと思って必死に踏むも、下りで踏み過ぎて酸素負債を抱えていてレッドゾーン!
悶絶しそうになりながら落ちてくる選手を抜いて前に上がる。

三段坂の二段目で、Ignameにこのレースから参加したヘロイン(こじまけいえん)がゴリゴリダンシングで上って行く。
昨晩一緒に飲んだごろうおじさんも踏んで上がっていくので、ここが正念場と思って必死に踏んで何とか前に追いついた。

後ろを見たら、かなりの人が千切れていなくなっていた。
集団は40名切るぐらいかな!?

すると…負荷が突然緩んで、後ろからたくさんの選手がジョイントして来た。
あんなに踏まんでも良かったんやんかぁ~!!!!
まぁ~ペースが落ちなくて、そのまま終了のお知らせが来ていた可能性もあるので、追いつけたのは昔なら無理だったと思うので良かった☆
やはり短時間高強度練習は、無駄ではなかった!
ヤマカツ練のみんなぁ~ありがとう☆

うまくポジションを上げて、一周目を完了する。
2020年の1分間と5分間の心拍数のピークパフォーマンスを更新していたので、ほんとにギリギリ走行だった。
何とか耐えれて良かった!

二周目の下り区間で、またしてもタイヤのグリップを失う感覚がある。
怖い…という恐怖心がジワジワと強くなって来た。
イメージしたラインを走れないので前の選手との距離を開けてしまうし、左右に選手がいると怖いので自然とジワジワとポジションを下げてしまう。

機材に慣れていないだけなのか?
タイヤが新品で200kmぐらいしか走っていないから滑るのか?
空気圧が適正になっていないのか?

レースのことより、そのことばかり考えていた。
三段坂の負荷などは全く問題ないのだが、下りやコーナーで怖くてちゃんと走れない…

このスピードで落車したら、全身ずる剥けになる…
下手したら骨折…
コーナーで落車したら、絶対に他の選手も巻き込む…
自分が爆弾になるのは嫌だ…

怖い

怖い

怖い

こけたくない

こけたくない

こけたくない

そんな感情がだんだんと膨れ上がって来て、心を犯し始めた。

二周目も終えて三周目に入る。
完全に怖くなって、集団の最後尾辺りまでポジションを下げ始める。

下りで前の選手の後ろに入るのが怖いので、空間を開けてしまう。
当然ながら他の選手が前に入って来る。
ポジションを下げる。
空間が生まれて一人でインターバルを繰り返す…

三周目の下り区間で中切れ状態で走ってしまうこと数回。。。
もちろん、中切れせずにちゃんと埋めるのだが…
辛い…

どうやらアスファルトのひび割れを埋めている補修剤の上を通ると滑るらしい。
ここまでも数回落車が発生している。
私が原因での集団落車は避けたい…

怖い…

三周目の三段坂も無難にこなして、高速区間に入る。

怖い…

慣れるかと思っていたけど、慣れない。
補修剤の上を通ると滑るのだが、原因が分からない。
タイヤが悪いのか?空気圧か?ホイールか?自分のスキルか?

止めよう。レースを降りよう。
こんな状態で走ってはいけない。
私の精神も持たないし、不安を抱えたまま走るレースではない。
もし落車したら、後悔しかしない。
何も得る物はない。

そう思って、三周目を終えて四周目に入るホームストレートで応援してくれているキャップに「タイヤが滑ってダメです。降ります。」と言って、メイン集団から自ら降りました。

DNFを告げて、タイヤの空気圧をチェックするも問題なさそうだ…
ホイールが振れているわけでもなかった。

情けなくチームテントに戻る。
おそらく、落車以外でレースを終えた一番最初の選手だろう。
恥ずかしかった。

テントに戻り「なんかおかしいんです。滑るんです。怖くて走れない」と伝えて、呆然としていました。

こんな感じの気分です。↓


ただの負け惜しみです。

返って来る選手に、訪ねます。
「滑らない!?怖くない!?」と。

すると…
「滑って怖かった!」とか「あれは怖い!」という返答が返って来ました。

「それで降りたんですか!?」とも言われたけど、怖かったので降りました。

滑っているけど、走り続ける選手は本当に凄い。
私には無理でした。
テクニックがないです。
そのまま走り続けた場合と降りた場合で「得るもの」と「失うもの」を考えた時に、降りる方が賢明と考えたのです。

これが結果ですね。。。

でも、シクロクロスチャンプの前田選手でさえ、怖い!と言っていたので、その辺のおじさんが怖いのは普通では!?www(負け惜しみ)

ゲンタパイセンは、こうおっしゃっています!!

とにかく、降りました。
「理由が分かっているから、次からは大丈夫じゃん!」と中畑監督に言ってもらえましたが…
それ以降、地元の峠の下りでも怖くなっています。
あの感覚は怖すぎる!!!
以前のように、イメージしたラインで下れるのだろうか…
しばらく、下りはリハビリします。。。

その後、スーポジおじさんは、すぐにそのことを忘れてレースを観戦する。
1周目の下り!?で出来た5名の逃げがそのまま逃げ切りました。

アシスト代表みたいな巨漢のアベタカ選手が勝ちました!
会場が大いに喜んでいました。


試走の時に、俺が後ろから念を送っておいたから勝てたんやでっ!www

アベタカ選手のコーチをしている中田コーチが大喜びしていたのが印象的でした☆

そんなこんなで広島遠征は終了しました。

次戦は広島交流戦…
エリート選手との集団走行は、かなりリスキーだと色んなJPT選手から聞かされている。
そんなことより、そもそも俺が下れるのか???
不安しかないが、一応参加するつもりで練習に励みます。

さて、冒頭にブリの大久保選手との会話で、セカンドキャリアの話をしました。
それと少し同系統の話ですが、広島森林公園に現れた野生のゴリラがコンチネンタルチーム(自転車のプロ達)の給与について触れていたので、ここでもシェアしておきます。

生きていけないやん!
親の脛かじりレーシング!!!
副業しまくりレーシング!!!

辻ゼンコーさんが現役でバリバリの時に「バイトしてお金を貯めても、自分のコンディションを整えるためにマッサージを受けたりしてお金が消えて行った…」という話をされていたのを思い出した。
レースがお金を生まないから、プロ選手がお金を稼ぐ仕組みがないんだろうね。
ロードレースも、競輪と同じような仕組みにしたら良いのに。
とか、内部のことを知らんおじさんが思ったことを口にしています。
さーせん!

自転車大好きだから、自転車選手が憧れられるような職業にしたいなっ☆

話が逸れすぎた!
野生のゴリラのせいだ!
ちなみに、このゴリラのこと、おじさんは好きやでっ☆

沖縄もないし、台湾KOMも行けないし…
今年は、コロナのせいで無茶苦茶やなっ!!!
9月末の広島の後は、シクロクロスに真剣に取り組みます!(^^)!

そうそう!忘れないように記録として。
愛車のジープラングラーでガソリン満タンスタートして、補給なしで帰って来れました。
西名阪柏原↔山陽自動車本郷

653.6km。
リッター9.1L。
2人とチャリ2台。
まずまず合格だね☆

高速代が往復12000円で、ガソリン代が8500円。
2万ならOKだね☆
搭乗者を増やせば、さらにお安くなるぞ~!
9月末に広島に行く方は、ご参考にっ☆

ばいちゃ!!

changingman 兼松大和

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