JBCF宇都宮クリテ・ロード その2

決勝のスタートの時間がやって来た。

 

後ろから四列目ぐらいに並び、レーススタート!

クリートキャッチに失敗して、さっそく最後尾に…(=_=)

ちょっと焦ってしまって、グダグダスタート!

観戦に来ている人が多くて、とっても恥ずかしかった”(-“”-)”

 

集団が予選より大きく、しかもスタートからガンガン前に行く感じで、かなり怖い。

しばらくしたら落ち着くだろうと思い、後方でヒラヒラ泳いでおく。

コーナーの度にダッシュが繰り返されるので、結構つらい…

やっぱり前方に位置しておかないと、貧脚の私には辛すぎる…

3周を終える頃には、「これはヤバイなぁ~」って感じで不安になってきた。

 

ホームストレートでは、縦長棒状で、思いっきりもがかないとついて行けない(*´Д`)

(photo  by  三井至)

かといって、前の集団の中に入るのが怖い。

というか、前に上がって行っても、0発進に近いコーナーの立ち上がりダッシュで、ビックリするぐらい抜かれる…

立ち上がりの弱さが露骨に出る。

そうこうしている内に、6周ぐらいを終えていた。

ダッシュの繰り返しで、疲れが出始めていた。

ホームストレートのダッシュで、ピタッ!!っと前の人の後ろに入れず、無駄足を使ってしまう。

ダッシュでもがくより、ちょっと離されても一定負荷で走る方が楽に感じるようになり、コーナーの立ち上がりで前との距離を開けてしまう。

すると、チームメイトの遠藤さんに、ケツを押されて「離れちゃ~ダメだよ!」と合図を送られる。

しかし、ダッシュがきつい…

 

8周目の中盤で、同じように後方で走っている様子見のキリピーが「後12周ありますよっ!!」と話しかけてくる。

「そんな萎えること言わんといてっ!!」って答えたと思う。

後12周回も走るなんて考えられない…と思うぐらいに、コーナーのダッシュが辛かった。

 

すると、キリピーが「どうせコーナーで詰まるから、頑張ってダッシュしなくて良いですよ!」とアドバイスをくれる。

確かにその通りだと思い、ダッシュの力を控え目にする。

この時点で、このド平坦レースで、私が何かできることなど何もないことを理解していたので、頑張って前に上がることを諦めて、後方で安全に完走マンを目指すことに気持ちを切り替える。

すると、気持ちが少し楽になって、不安感が減少した。

 

辛いのは、180度ターンの後の0発進ダッシュと、ホームストレートのダッシュ!!

 

きつそうに集団から遅れてくる選手をチョイチョイ抜き、集団後方でヒラヒラ走る。

コーナーの度に前方の選手を見て、スゲーダッシュだなぁ~と感心していた。

 

すると、気が抜けていたのか、何が起こったのか分からない出来事が起こった!

右コーナーでイキナリ車輪が飛ばされるような、足払いされたような身体が浮いたような感覚になった( ゚Д゚)

気がついたら、右側に転倒していた。

同じく、もう一名の選手も落車していた。

 

どうなったのか理解できなかったが「大丈夫ですか?すみません!」とすぐに言ったのを覚えている。

その選手は、必死に自転車を直して「DNSだけは絶対嫌だ!!」と審判に話しており、外れたチェーンを直して飛んで行った。

レースにかける想いの違いが出ていると思った。(後で、イナーメのテントにわざわざ来て頂き「大丈夫ですか?先ほどは、すみませんでした!」と丁寧に言って頂いた。こちらこそすみませんでした。ご丁寧にありがとうございます。)

しっかり想いを込めて走っている選手に対し、失礼だと本当に思った。

レースにかける想いが、私はザコです。申し訳なかったです。

 

転倒後、左のハンドルは完全に明後日の方向を向いていたし、リアディレイラーがスポークに干渉するぐらいエンドがグニャ!っと曲がっていた。

そして、何より左手首が異常に痛いし、右腕から血がダラダラ流れていたので、再出発しようなんて気持ちは微塵も湧いてこなかった。

 

ということで、転け太郎でDNF(Do Not Finish)でした。

自転車が走れる状態じゃなかったので、トボトボ歩いてチームテントに向かった。

 

レース中のメンバーが声をかけてくれる!

「兼松さぁ~ん!!!」って先頭を引いているユキが叫んでいた!(アタックやったらしい!笑)

あれっ!?と振り向いてくれる仲間たち。

何の役にも立たず、申し訳ない。

 

歩いていると、応援に来ている観客の方たちから、たくさん声掛け頂きました。

ありがとうございました。

 

JPTの初戦は、何かあるな…

昨年は、伊吹でパンクしたし…

最高だぜっ!!!!!!

 

 

救護室で傷を簡単に処置してもらい、テントへ戻る。

 

そして、仲間がレースを終えて帰ってきた☆

遠藤さんと龍太郎でユキをアシストして、ユキは13位!!

スゲーぜっ!!って思ったけど、当人たちは悔しそうだった。

さすがっす!!先輩たち☆

 

その後、ボロボロになった私の自転車を必死に直す。

チヒロッティーや遠藤さんが、気を使って頂き、知り合いのメカニックさんを連れて来てくれた☆

お二人さんありがとうっ!!そして、来て頂いたお二方、ありがとうございました!!

 

皆で片づけをして、宿へ移動して、宇都宮名物の餃子を食しにGO!!

写真じゃ~大きさが伝わらん!!(=_=)

びっくり餃子で、満たされました☆

おっきいでしょう!?(photo by 龍太郎)

 

そして、地獄の温泉へ…

最高に痛む風呂だったが、皆で仲良く長湯をしました☆

Igname温泉部に入部できたかなっ!(笑)

 

入浴後に、ユキに処置をしてもらう。

落車王との異名を持つユキは、落車で生じる擦過傷の処置セットを持っていた。

これで、浸出液に悩まされることがない☆

ユキありがとうっ(^^♪

 

まだ二回しか着ていない、サンボルトのイナーメジャージ!!

イナーメジャージが似合っていますね☆ってたくさんの方に声掛け頂いていたのに…

やっちまいました(*_*)

せっかく発色が綺麗で、気に入っていたのに…

早々に…

転け太郎になってしまったせいで、袖は縮れて破れてしまい、後ろ襟はガッツリ破れてしまった。

SUNVOLTさんに提供頂いたIgnameのチームジャージ…

ごめんなさい。

 

擦過傷は、右腕がかなり「大根おろし太郎」で、長引きそうです。

左手首は…知らん!!知ってもしらんことにします!!

ドラえもんになれたので、OKでしょう☆

どこでもドアを出せそうだぜっ!!(笑)

 

JPT初日の宇都宮クリテは、決勝進出して、”転け太郎”の”ジャージ破り太郎”の”大根おろし太郎”になりました。

ご心配とご迷惑をお掛け致しました!(^^)!

 

22時頃に、就寝。

 

 

宇都宮ロードへ続く。

 

changingman 兼松大和

 

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