JPT広島2days 2日目レースレポ

JPT広島2days(広島森林公園)2日目。

5時30分起床。

約6時間程寝たので、いつもより睡眠時間が多く、良い感じ。

初日の疲れがビックリするほど無くて、身体は元気だった。(やはり前日は、アップ不足だと改めて反省しながら起床。)

レース後の脚の重ダルさが無かったので、「小室さんから学んだ、集団内の走り方と補給の仕方」を実践すべく、気合い十分だった。

 

6時からホテルの朝食。

バイキングだったので、いろんな種類の食材を取って、ご飯を大盛にして席に座る。

すると、アイサンやシエルボ、ヴィクトワールの選手が同じくバイキングにやって来た。

 

・・・

 

ほぼ全員が、炭水化物のみを摂取している。

ご飯とパンと味噌汁と、ほんのすこ~しのおかず。

「この時点で、取り組む姿勢や意識が違うよなぁ~」と感心する。

自分のプレートを見て、恥ずかしくなりました。。。

 

食堂で、サッカー”イタリア×ドイツ”の試合を見届け、会場へ移動。

 

テントを準備した後に、ドリンクや補給食の準備を整え、アップを開始。

炎天下で暑い・・・皮膚が焦げるような感覚の暑さ・・・

アップは、三本ローラーで汗をしっかり流した後に、実走で坂を350Wぐらいでタンタンと走って、30秒ダッシュなどを加えて、2度程心拍をあげておいた。

 

レースの目標は「完走」です。

そして、昨日と違ってしっかり頑張って、脚が無くなるようなレースにすることでした。

 

そして、レーススタート。

スタート位置は、外側のほぼ最後方。

 

クリートキャッチをミスり、最後尾になるも大外が空いているので、そこを目指して思いっきり踏み込む。

すると第一コーナーの左カーブで、落車発生!!

まったく関与する位置ではなかったので、止まる人達をスルーして、大外から上がる。

集団中段って感じであったが、“脚の使い方”と“上がる波と下がる波”について小室先生よりレクチャーを受けていたので、そのことだけを意識して走っていると、半周ぐらいした頃には集団20番前後まで上がることが出来た。

走っていて、学んだことを体現できている感じがして、とても楽しかった。

 

途中で米谷先輩が現れたので、走り方を見学していた。

空いた隙間にスッ!と入りながら、少しずつ番手を上げていく感じがとても参考になった。

「仕事をするために、俺は上がるぜ!」って意思表示して、声を出しながらチームとして端からガンガン上がっているプロ選手もいてたが、米谷先輩は忍者みたいだった。

そして、三段坂を上りきり、高速での下り区間に突入する。

先頭2~3名が逃げている感じで、集団は逃がしているようだった。

私の位置取りは、かなり良い感じ。

昨日より遥かに楽に感じた。

 

すると、真っ直ぐの見通しの良い、スピードが乗る下りで、前の選手が転倒した!!

「マジかっ!!!」って思った。

走馬灯のようにスローモーションだった。

 

転倒した選手のバイクは右へ、身体は左へ道を塞ぐように広がる。

左と右で別の選手が転倒する。

転倒しながらも、スピードがそれなりなので、前方へ進んでいる。

ブレーキをかけながら、何とか自転車と人の間を奇跡的に通過することが出来た。

 

減速したので、前の集団との距離が一気にひらく。

頑張って、フルスロットで追いつく。

私の後ろから追ってくる選手は誰もいない。

ゼロゼロ言いながら集団最後方で体力の回復に専念する。

誰も追ってこないということは、転倒した選手に後続が突っ込んだのだろうか・・・とか考えていた。

 

集団のスピードは、少し遅くなったりしたけど、ほとんど変わらない。

頑張って追いついたので、ゴール手前の坂で上げられたらキツイなぁ~とか考えながら走る。

以外に、そこまでハイペースではなく上り坂をクリア出来て、一安心。

そのままテクニカルな下り区間へ突入する。

しばらく走ると、車とバイクから赤旗が上げられ、減速する。

少しずつ集団に追いついて来た選手と合体して、落車手前の地点で完全にストップ。

 

私は無傷だが、大怪我をされた選手がいてるようで、救急車が通るためレースは一旦中止。

各チームが、チームメイトや他選手の安否を確認し、機材のチェックなどを行う。

結局、逆周りでスタート地点に戻り、主催者の再会の案内を待つことになった。

 

話が逸れるが・・・

逆周りの際に、シマノの湊選手と会話をした。

声をかけたのは私。

落車して右半身から流血しており、ジャージが穴だらけだった。

そして、かなりの男前だ。

男前だから傷だらけでも、よく似合う!!

将来について・・・目標について・・・などなど、職業病のようなもので、どんな気持ちで走っているのかなどなど、たくさん質問を投げかけた。

「誰だよ!こいつっ!!」って思っていたかもしれないが、いろいろと話を聞かせて頂けた。

とても考えさせられる時間だった。

何かの縁なので、応援したいと心から思った。

 

そして、テントに戻り、待機。

レースは、30分後に再開し、残り5周回となった。

 

チームメイトは・・・

奈良さんは、転倒して擦過傷を負っておられた。

小室さんは、転倒し、タイヤが削れた模様。

清水さんは、後輪が破損。

青木氏は、突っ込まれて後輪パンク。

ヨネヨネは、私の前に居たので巻き込まれず。

私を含め6人で参加し、4名が何らかのダメージを負った。

後で聞いた話では、アウタートップで下っている前での落車なので、玉突き事故が多発したようだ。

ロードレースって、落車は付き物だというが、やはり怖い。

 

大怪我をされた選手の早期回復を祈ります。

 

 

レースは5周回で再開。

昨日のようなハイペースになることが予想されるので、前方へ上がらないとかなり消耗させられるのだが、最後尾に並びスタートしたので、なかなか上がれない。

頑張って脚を使って前方に上がるも、恐怖心が芽生えて、何だか上手く走れない。

ただでさえテクニックがないのに、ビビッて走っていたら、下手くそ加減が増してしまう。

 

2周目ぐらいで集団中段前方ぐらいまで上がったが、2周目の下り区間で注意されました。

「あぶね~なぁ~!!」と。

そして、「なんだよっ!!」と、同じ選手に違う箇所で2回注意を受けました。

 

直後に「お前誰だよ!!」と別の選手から言われました。

負けん気が強いので「お前こそ誰だよ!」って言ってしまいそうでしたが、大人気ないので止めました。

私が下手くそなのは事実なので、悪いのは私だと思いました。

しかし、その言い方に若干の苛立ちを覚えたのは事実です。

普通の路地で言われたら、間違いなく喧嘩でしょうね~!!(笑)

 

そして「コーナーで膨らんでるから、かなり危ないよ!」とシマノの選手に言われました。

情けない話ですが、3回目の注意で、初めて自分の注意される理由が分かりました。

 

3人並んでパラレルで下りのコーナーを曲がったりするのが怖くて、基本的にはコーナーのインに必ず寄り、そして左右に人がいない環境を作り出して、コーナーをクリアしていました。

だから、その環境を作り出すために、自然と番手を下げてコーナーをクリアしたり、逆に番手を上げてコーナーに入っていたので、後ろの選手からしたら前後に動くし、コーナーでポジションを確保するためにチョロチョロ動いて危ない迷惑な奴なんだと思いました。

もちろん、たくさん選手がいて、集団で走っているので、馬鹿みたいに膨らんだり、ブレーキをかけたりしているわけではないのですが・・・私にとってわずかな動きが、後方の選手からしたら危険極まりないのだと思いました。

 

そんな感じで注意を受けてから、何となくコーナーでの位置取りやコーナリングが怖くなってしまいました。

それは、私が誰かを落車させてしまう可能性があるのではないか?と思えたからです。

 

私は、フルタイムワーカーで自転車は趣味です。

しかし、JPTで走っている選手は、自転車を生業としている人も多数おられます。

もしくは、生業にして一旗上げたい人が多数です。

「プロの人達の中に、私が走っていて、良いのだろうか?」などと考えたりしました。

もちろん、真剣に本気で走っていますが、仕事と趣味では本気度が違いますよね。。。

 

特に、シマノの湊選手との会話を思い出しました。

「夢・目標」など・・・

本気の人達の中に、本気でない素人が混ざって、尚且つ危険に晒している!?

 

ちょっと気持ちが折れかけましたが、思考を止めて、コーナリングに集中して2周目を終えました。

3周目は、注意されたことに気をつけながら、ビビリながらパラレルでコーナーをクリアしたり、何とか集団内で走行していました。

そして、三段坂でペースアップがありました!!

三段坂の1段目で集団について行けない人達がバラバラ降ってきます。

ダンシングで追い上げて着いていこうとするも、着いて行けない。。。

2段目で完全に集団前方と距離が開いてしまいました。

完全に力の差です。

龍太郎君が(たぶん)、鬼のようなダンシングで加速して、集団を捕まえるのを見て、諦めたらダメだと思い、私も非力ながらペースアップ。

 

すると、チームの奈良さんに「兼松さん!!ペース!!」「ペース!!」って注意を促されましたが、集団は見えていたし、少しペースが落ち着いたように感じたので、追いつくと信じて注意を聞かずに、そのまま上りました。

そして、そのまま下り区間などを、走りました。

 

でも、追いつけませんでした。。。

 

レース後に奈良さんに言われましたが「あそこで追いつけるなら、あそこで千切れない!」と。

確かにそうだな・・・と思いました。

頑張って走りましたが、いわゆる”無駄足!?”であったのだと思います。

でも、私にとっては無駄ではなく、学びある追走でした。追走したから知る事が出来たのですから!無駄足って!(笑)

まだまだ経験がなく、甘あまです。

やはり経験を積んでこられた方は、判断が適切で頭が下がります。

 

結局、4周目を過ぎた辺りで奈良さんを含む集団に吸収されて、その集団のままゴールする形となりました。

追いつけると信じて吸収されるまで踏んだので、一気に脚に疲労が来て、攣りそうになりました。

吸収された直後は、ローテに加わらず回復させていたら、イナーメの北野さんに「WALKRIDEさん、ちゃんとローテ回して下さい!」って叱られちゃいました。

すみませんでした。

奈良さんは、しっかりローテして引いてくれていましたが、吸収された直後は、脚が攣りそうでやばかったので、水かけたり、補給したりして休ませて頂きました。

WALKRIDEの価値を下げてはいけないのに、初日・2日目と、私は価値を下げている感じがして申し訳ない気持ちになりました。

でも・・・ニールプライドの外人さんなんか、全くローテしてなくて、最後のスプリントでカッ飛んで行きましたけどね・・・(笑)

 

そんなこんなでグルペットで走り、以外に直ぐに脚が回復したので、ローテに入らせて頂きました。

でも、ペースで走るってことが難しかったです。

アイサンの選手の下りの引きが強くて、とてもかっこ良かったです。

格の違いを感じました。

 

そして、最後の三段坂で前の崩壊したグルペットを吸収して、その前の3名ぐらいの選手(桐Pを含む)を追いましたが、追いつけませんでしたが、無事に完走しました。

何とか、二日とも完走できたので、良かったです。

 

 

しかし、良く怒られた広島遠征でした。。。

正直な気持ちとして「JPTで走らせてもらっていて、良いのだろうか?」という気持ちが芽生えました。

でも、誰しも最初は未経験からスタートして、失敗しても、そこから学び、成長して行くものだと思います。

従来はE3から始まり、各クラスで勝ち上がってきて、E2・E1と場数をこなし、E1で優勝できるレベルの人が走るカテゴリーがプロツアーなのだと思います。

しかし、今年からルールが変わったのか?私は何の経験も無いままJPTで走らせてもらえることになりました。

集団走行のテクニックやグルペットのルールなど、レースに出る度に学んでいる状況です。

でも、こんなチャンスはないと思い、JPTで走らせてもらっています。

自転車の楽しみの幅が広がったし、たくさんの人達と出会えました。

お誘い頂いた、小室さんには本当に感謝しています。

「来年どうか?」は別として、今年はチャレンジの年なので、努力してJPTで結果を出せるような走りをしたいです。

まずは、仕事として取り組まれているプロ選手や、チームに参加させて頂いているWALKRIDEのご迷惑にならないよう、一生懸命走りたいと思います。

 

次のJPTは、宮田ヒルクライム予定です。

宮田ヒルクライムには、それなりの状態で挑みたいと思いますので、この7月は我慢の月になると思います!!

 

WALKRIDEのチームメイトとジャージを提供して頂いているSUNVOLT社長さんとの記念撮影☆

image

応援して頂けると、人は頑張れるものです!!

そして、頑張っている人を、人は応援したくなるものです!!(たぶん…(笑))

頑張りますので、引き続き応援の程、宜しくお願い致します。

 

結局長くなっちゃった( ゚Д゚)(笑)

image

私が、空高く飛び立つには、もう少し時間がかかりそうです。

でも、いつかは羽ばたきます!!

 

パワーデータは、また後日時間のある時に載せますね。

バイっ!!

 

 

changingman  兼松大和

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA