第56回西日本ロードクラシック広島レースレポ ~落車リスクについて~

2022.4.16(土)に第56回西日本ロードクラシック広島大会に行ってきました。

前半戦の一つのピークとして位置付けて取り組んできたのですが…
ハッキリ言って、情けなくてレポートを書く気にならない結果でした。

Twitterで情報発信していたのでご存知の方も多いかと思いますが、5周回目の三段坂を終えた後の展望台の上り手前で私が原因で落車を発生させてしまい、そのままDNFとなりました。
自分の結果が奮わないことは自己責任ですが…
私が原因でレースを最後まで走ることが出来なくなってしまった城島大樹選手には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今回のレースレポートでは、落車でDNFとなるまでの内容、どうして落車が生じたのか、レース時に危ないと思った選手の行動とその改善策を記載致します。
偉そうな感じで前置きを記載していますが「お前落車したやんけ!」「お前が言うな!」と言われたら、全く何も言い返せないのです…

しかし!それでも!感じたことは発して行こうと思います。

今回のレースで感じたことを私が発信する事で、少しはリスクが減ると信じているからです。
お時間があれば、最後までお読み頂ければ幸いです。

ちなみにですが…
先にお伝えしておきますが、キノコが生えるようなジメジメした感じには、全くなっていません。
そんな風になっても何もメリットがないからです。
大樹もそんなことを望まない!

申し訳ない気持ちでメチャクチャ悔いていますが、腐っていません。
「後悔」という言葉のイメージには、 どちらかというとマイナスイメージがあるかと思うのですが、その後悔を、反省し、振り返り、次に繋げて行くからこそ意味があると思っています。

ただ悔いて、前に進まず、ジメジメして否定的になるのが、本当のマイナスです。

でも…悔いている感情は消えません。
起こしてしまったのだから、持ち続けるべきとも思っています。

~レポート~

4.15(金)仕事をサクッと終えて(置いて)早々に帰宅する。
Twitterでチームゼンコーの城島大樹が1人遠征移動のことをつぶやいていたので、声掛けしたら一緒に行きたい!ってことだったので、一緒に遠征することになった。

集合は職場に3時30分。
チームメイトのガッシーが急遽1人遠征になったので、モトハルと大樹と私の3名での遠征となった。

2時に起床して3時20分に到着。睡眠時間2時間半は辛いな…
大樹がテントを取りに行ったことで15分程遅れて到着。
コンビニに2回(職場出てすぐ、本郷降りてすぐの2ヶ所)、トイレ休憩2回(運転交代のため)で到着は7時30分だった。

サクッと会場でご挨拶して、テントや椅子を準備して、モトハルの出走準備を少々手伝う。


ガッシーとモトハルを送り出して、のんびり観戦して時間を過ごした。

ガッシーは昇格することが目標、モトハルは完走が目標だった。

しかし…2人とも思うような走りは出来なかった。

PやE1の選手も続々と会場入りし、たくさんの人とご挨拶っ!

レース会場で明らかに雰囲気の違うお姉さんが歩いてきたら、ゼンコーのこふみさんだった。
メチャクチャおしゃれで、感動したね。
ユニクロコーデだと聞かされて尚更ビビった。
愛知?からわざわざ早朝新幹線で広島まで夫を応援に来るとか、凄すぎる…

サイジャ・職場のユニフォーム・スーツが圧倒的に長時間着用しており、私服とかホンマに着ないし買わなくなった。
お洒落とか無縁の男になってしまった…と反省。

美意識大切っ☆

13:30レーススタートに向けて、逆算してしっかりと準備を行った。

自転車やウエアの準備、Ignameオイルを塗る時間、アップの時間などしっかりと計画的に行った。

E1は、12.3km x 11周 = 135.3kmのレースなので、アップは軽く脚を回して汗をかいてお終い。


もとはるに意識せずにペダリングしている写真を撮ってもらった。
昔よりアンクリングがかなり減っているので、ちょっと満足☆
ふくらはぎがレース中に攣ることがほとんど無くなったのは、そういうことだろう。

しかし…準備している際に脚が攣りそうになって嫌な感じだった…
睡眠不足で長距離運転した際には、必ずと言って良いほど生じる現象…
レースに関係なく、いつも生じる足趾とふくらはぎが攣りそうになる現象なんとかならんかな…
やはり本気のレースは前泊という選択肢しかないと改めて思った。

しかし、この西日本ロードクラシックは、前半戦の仕上げ的な感じで調整してきたので、しっかりと走りたい!
調子も上向きで、ハッキリ言って強くなったと感じていた。

前週の小浜でも、その後の通勤トレーニングでもかなり好感触だったので、自分で自分に期待していた。
一緒に走った人達にも、好調であり、強い感じになっていることが伝わるぐらいに走れて来ていた。

そして、レースはスタートする。

右端の最後尾に並んで、ジワジワと前に上がって行く。
最初は負荷が高めだろうけど、まぁ~余裕かと思っていたら、三段坂や展望台などはしっかりと踏み踏みしないといけない感じで強度がかなり高い。

どうやら鎌田コウキが上げまくっているようだ!
メチャクチャ強いやんけ!
中学生時代から「こんなに小さいのに、強いなぁ~!」って思っていたら、もう高校三年生らしい。
おじさんはさらにおじさんになり、子どもは成長して大人になって行く。
そう言えば、レース前に岩田セイヤも挨拶してくれて、大人の雰囲気が出てきていた。
大学生だから当然だが、高校生のイメージしかないから急に大人びた感じだった。

2人とも身体が大きくなって、全体的にガッシリしていた。

「強度高いなぁ~!!!この感じで行けば、もう2~3周でだいぶリストラされるだろうから、丁度ええわ!」って思っていたら、1周完了時にレースストップ。

E3で落車があり、救急車が入るらしい。
大怪我だな…後遺症の残らない骨折程度なら良いのだが…

しばらくスタート地点で談笑して25分ほどレースストップした。

ちなみに、1周目は、体重は61.5kgでNP285w(21分)だった。
NPで4.5倍前後って感じかな?
ローリングスタートしているので、最初はマッタリしていたので、実際のリアルスタートで考えるともう少しデータは高くなるのかな?

レースストップの間にトイレに行っておこうと思ってトイレに行ったら、大樹も同じようにトイレにやって来た!

photoby yusukeさん
おいおい仲良しかよっ!w

大樹がトイレに入っている時に、城南の若い子が今にもチビリそうになって、じだんだ踏みまくって私の後ろに並んで来たので、大樹も急いでトイレを終わらせ、私も譲ってあげた。
すると、凄い勢いで大量に放尿していたので「おいおい!レース前に行っておけよ!(笑)」って声かけたら、「行きました!」って言ったので、1周20分ぐらいの間にそんなに大量の尿が生成されるわけないので絶対嘘だと思い、放尿中だけど浣腸して嫌がらせしてやった!www
それを見ていた後ろの高校生が笑いながら「兼松さんですか?頑張って下さい!」って声を掛けてくれた☆
浣腸しているところを見られたぜっ!もっとカッコ良いところを見てくれよなぁ~w

待機場所に戻り、ひたすら待つ。
「バズってる有名なTTバイクじゃないんですか????」って言われたので、「100km巡行してしまうからあかんわっ!感謝!」って言ったら笑ってもらえた!www

photoby yusukeさん


(その後、たくさんの人がわいのTTバイク写真で遊ぶという流れが生まれた…www)

1周減らして、残り9周にてレースは再開する。

1周目と同様に、コウキがガンガンアタックする。
何発打つねん!って感じ。

上りの度に負荷がガッツリ上がる。
コウキが飛び出したら、誰かが追いかけて、集団も追いつくという形。

明らかにコウキが一番動いて、強い!

コウキが逃げたいのか?ただ負荷を上げてリストラしたいのか?微妙な動きが多かった。
しかし、間違いなくレースを動かす起点になっているので、コウキの動きに合わせられなければ、集団に取り残されグルペットになる可能性があると思った。

4周回目だったか?三段坂と展望台で左から寺崎君(以後、タケロウ)があげて、右からコウキが上げて、マツケンさんが追っかけた時は、負荷が爆上がりした!
これは決まる!と思ったので、必死に踏んだ。
この時は、レッドゾーンに入りかけたね。

そのまま行きたかったが、ペースは少し緩んでバラバラになりかけた集団は一つになった。

コウキは仕掛けるけど1人で行くつもりは無さそうなので、強いメンバーと抜け出したい感じに見えた。

5周回目に私は集団前方でローテに入ったりして、チャンスを伺う。
案の定コウキが三段坂で上げたのでついて行く!

1段目でついていき、2段目でもついていったけど、思っていたよりキツイ!
3段目でも、コウキは爆上げする!
ベローチェの大原陸が追いかけるが、コウキが抜け出してしまう。
コウキ←陸←私という順番だった。
私は自分がキツかったのと、周りの選手が思いのほか追いかけないので”このタイミングでの逃げは止めよう”と踏み止めて回復を図ることにした。

3段目を終えて、少し勾配が緩み、緩やかに下って行く。
コウキはそのまま行き、陸も後ろの様子を見ている。
左から大樹がゆっくり上がって行く。
軽く流しているペースだ。
集団から誰かが追走する雰囲気はない。

私は左に寄って、後ろの集団の有力選手の位置を把握しようと後方を振り返った。
大きい右カーブで池を越えて上り始めたら、ガッツリ踏んでコウキまでブリッジして逃げてみようと決意していた。
後方の有力選手がその追走に乗っかってくる位置に居てるのか確認したかった。

そして、前を振り返ったら、目の前に大樹が居て…

えっ!?と思った瞬間には、大樹の右後輪に私の前輪をぶつけてしまっていた。
何かを考える暇はなく、前を見たらぶつかった感じで、そのまま二人絡んだまま左の低木の中に突っ込んで行った。

ここです。

大樹は、ハンドルを軸に前転するような感じで浮いていたが、低木と柵があったのでそこが受け止めてくれて転倒することはなかった。
私も、大樹の自転車に前輪が絡んだまま、低木の中に突っ込むような感じになった。

私がとっさに出た言葉は「ごめん!」だった。
大樹は「よそ見したでしょう!!!」だった。

落車せず低木の中に突っ込んだ形だったので、すぐに集団復帰できると思って、すぐに大樹の自転車を確認したらチェーンが外れていた。
チェーンを入れようとしたけど、大樹は足を打ったようで痛がりながら「もう降りますわ」と言った。

あぁ~やってしまった…
自分が原因で大樹のレースを終わらせてしまった。
「良いレースがしたい!」って言ってたのに…
俺が終わらせた。。。

私は、ひたすら謝っていたと思う。
「大丈夫です!もういいですよ!」って言ってくれていたけど、私が発する言葉は「ごめん」「本当に申し訳ない」という言葉ばかりだった。

2人でゴール地点までゆっくり自走で戻り、レースを終えた。

完全に私のミスです。
自分が仕掛けることに夢中で、左前に居た大樹との距離感を見誤った。
落車した時のスピードは22kmだった。

もちろん、スピードがもっと速ければそのような確認の仕方はしないのだが、スピードが緩んでマッタリした瞬間に落車が起こるのは、JPTでも数回経験している。
まさに、私がその原因となった。

幸いスピードも出ておらず、左の茂みに消えて行く形だったので、後続の集団を巻き込むことはなかった。
大樹の自転車も身体も大きな損害はなかったが…一歩間違えば大きな損失を与えることになったと思う。

原因は、ただ一つ!
スピードが乗っていないし、集団もマッタリしていたし、私は先頭だったので前方への意識が明らかに欠如していた。
後ろを向いて斜行したのではなく、左コーナーで左に寄りながら進行していたので、斜行というより真っ直ぐ走ってたらコーナーだった!という感じだ。
前方不注意!という言葉以外ない。

改善策を考えてみたけど…前を見ろ!後ろを見るな!後ろを見たい時は確実に前方の安全を確保してからにしろ!ということになるのだろうか…

本当に申し訳ない…

何回も謝っているけど…凄く違和感があった。
これって俺のために謝っているよな???と思った。
申し訳ないから謝っているけど…許してもらいたいから謝っている???
もういいですよ!って言ってもらいたいから謝っている???

何とも言えない不思議な気持ちになった。
事故を起こしてしまった時点で、もう取り返しがつかないわけだから…

大樹からしたら、レースを終わらされたという事実は変わらなくて、謝られても仕方ない。。。
そんなことが頭の中でグルグル回っていた。

もちろん大樹は、すぐに穏やかな表情で、気にしないで良いこと、もう忘れてもらって良いことなどを私に伝えてくれていた。

本当に有難い。申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで胸がいっぱいだった。

「どうしたんですか?」と、何人にも声を掛けられた。
励まされたけど、情けなかった。

DNFとなりレースを降りた後、たくさんの人へ説明を終えた後のシーンを写真で残してくれていた。

photoby yusukeさん

哀愁漂うな…

レースを終え、片付けを行い、家に戻った後に大樹にLINEを送った。

本当になんというか、大樹が寛大で…大人の対応で…ちょっと泣けましたね。
ありがとう。そして、申し訳なかったです。
そういう感謝の気持ちの後には、必ず自分の行動を悔いる感情が生じました。

布団の中に入ってレースを振り返っていた。
きっとこの申し訳ない感情は消えないのだろうと思った。
消したらダメだよな!というふうに思えた。

大樹は心から許してくれていると思う。
でも、落車させた事実は変わらない。

こういう感情が生じないように…
レースアクシデントなんだろうけど、やっぱりリスクを減らせるように出来ることがあるのであれば行おうと思った。

重大な罪を犯した犯罪者という扱いを受ける人がどのような感情なのだろうか?などと、つまらぬことを考えたりした。
大袈裟だけど、話を飛躍させて考えたりした。
善良な心の持ち主が何かの過ちで罪を犯したのであれば、一生背負って生きて行くというドラマみたいな主人公の気持ちを想像していた。

そして、翌日にこんな一連のツイートをした。

ということで、ここからは今回の西日本ロードで感じた危ない走行の例えを挙げて行きます。
もちろん、私の主観であり、それが正しい!とか言うつもりはありませんが、もしかしたら参考になる選手も居てるかもしれませんので、記載致します。
そして、間違っていることもあるかもしれないので、教えて頂けると嬉しいです。

<集団走行:アウトインアウト野郎>
「ラインを守れ!」って言葉は、ロードレースでは良く聞く言葉です。
「ラインってなんやねん!?」って初めて西チャレに出た時に思った日が懐かしいです。
皆さん分かりますか???

集団で走っているということは、あなたの周りに選手が居てるということです。

イメージは、こんな感じでしょうか?
幸せの象さんに登場してもらいました(^^♪

広島でも、アウトインアウト野郎(以後、アイア~!!)はたくさん居ました!
「お前…集団で走ってるのに最短でライン取るな!バカヤロウ!!!」って感情が湧くのです。

下の図(写真!?)を見て下さい。
コーナーには無数の走行ラインがあるのですが、集団で走っているということは自由に左右前後に動いて良いわけがないです。
だって、象さんの周りにはたくさんの選手が居てますからね!

この赤・黄・橙の3色の線がラインです。
左右に選手が居てるので、最短コースを走ろうと広がったり、狭く走ったりしたらダメなのは理解出来ますよね?

でも、実際に走ると理解していない人が、とっても多いんです。
アイア~が居てるんです…

もしくは、理解しているけど、走る技術がないということです。

これを見て下さい。
左が先ほど見せた上の図のラインです。
右がラインを変えてしまった図です。(ちょっと極端やけど)

どうなるか?お分かりですよね???

はい!こうなります!!

「落車ああぁぁぁ~!!!」って大きい声で叫んで、ガシャガシャガシャ~!!!!って嫌な音を聞いたことがあるかと思います。
集団で走っている時は、ラインを守りましょう!

先頭付近でガンガン前を引いていてスピードが出ている時は、最短距離で走ったり、グリップが効いてスピードが衰えないコーナリングをして良いと思います。
しかし、先頭付近から後ろに下がれば下がるほど、集団は前後左右に選手が居ます。
なので、ラインを無視した走りは落車を誘発します。

その位置でアイア~はあかん!!

イン側の選手が少し膨らんだだけで、煽りを受けた外の選手が少しずつ外に膨らみ、ワウト側は詰まってしまいます。
外の選手は詰まるのが嫌なので、減速したり、身体をイン側に寄せたりして防ぎます。
しかし、イン側に寄せられた選手がバランスを崩すこともあるし、減速した選手に対応できず後ろの選手がハスったり、急ブレーキをかけたりして後続の落車が生じたりします。

なので、ラインを守らないとダメなんです。
意外にラインを外して周囲に落車リスクを与えていることに気付いていない人が多いです。

今回の広島でも、メチャクチャ多かったです。
プロツアーならガンガン危ない奴は弾かれますが、E1はそんな感じはないので、上手い人と下手な人が入り混じっている印象です。

Infinity Styleのチーム員には、峠の下りでイン側を常に離れず、ずっとイン側のまま下る練習をするように伝えています。
自然と真ん中に寄ったり、インをついたり、膨らんだりしているのが分かります。
是非、一度イン側に寄りっぱなしで峠を下ってみて下さい。
そして、道路の中央のみでも走ってみて下さい。(誰もいない状況で安全を確保してね)
普段加わることのなかった遠心力を感じたり、グリップの使い方などを学べると思います。
知らんけどなっ!w

 

<集団走行:存在不快野郎!>
”なんやねん!こいつ!うろうろと鬱陶しい!”って思われている選手が居ます。
そういう選手は、自分が風を受けたくないので必死になっている傾向があるように感じます。
位置取りが必死ということでしょうか…

下の図を見て下さい。
至って普通の良くあるシーンです。

では、この図はどうでしょう?
後ろからスーッと上がって来る割には、前に出きらない、前から少し下がった所で隊列に入ろうとしている選手です。

入れるわけないよね??入れてくれる選手もいるけど、それは次にあなたに前を引いてもらうためです。
前に上がって来るけど、上がり切らずに無理やり差し込んで来る選手がいます。

後ろには上がる波だと思って、乗っかっている選手が居てます。
入れてもらえないなら、道幅が広ければ、左の列に無理やり入ろうとせず、右に避けて下がって行くべきです。
もしくは、上がり切るべきです。

でも、こういう選手は、風を受けて踏みたくないから、その中途半端な位置で集団の流れよりやや減速し始めます。
すると、後ろの選手は、こいつの後ろに居たらポジションキープできないと思って追い抜いて行きます。

その時に、この選手は追い抜いて行った列に飛び乗ろうとします…”(-“”-)”
「おいおい!ウロウロすんな!斜行やんけ!」ってヤツですね!!!

上がる波、下がる波が集団内では必ず生じます。
勝負が掛かっていなければ、下がりながら列に入れます。
勝負が掛かっていれば、絶対に入れてくれません。

この波を読みながら集団内を走るのですが、上述したように前後左右に選手が居てることを忘れて、突然横の上がる波(列)に乗ろうとしたりする選手がいます。
上がって来る選手の後ろには、それに乗っかって上がって来る選手が居てるものです。
でもこの選手は前しか見ていないし、自分のことしか考えてないので、いきなり横の波に乗っかろうと動くんです!
これは、後ろから見ていると完全に「斜行!!!」です。

後ろに選手が居てる!あなたの後輪に前輪を重ねている選手が居てる!そういう認識が乏しい選手がいるんです!
周りの選手のことを考えて走ろうぜ!
良く言われる「他の選手にリスペクトをっ!」ってヤツです。

自分の位置取りに必死になり過ぎです。
前後左右に選手が居てることを再認識すべきです。

ちなみに、今回の広島では元ガチプロのタケロウが、隣に並んできている選手を手で前に行け!って感じで押している場面を数回見ています。
「お前!邪魔!危ない!!うろうろせずに前に出ろ!」って感じで、タケロウにケツを押されています。

おじさんは、集中している脳を少し休ませたい時は、タケロウの後ろは安全なので後ろでおケツを眺めています。
しばらく上手い人の後ろに居てると、休まります。

(タケロウのケツはおじさんのものだから、このブログ見たからってタケロウのケツを追うんじゃねぇ~ぞぉ~!)

もう一度載せるけど…

この位置の選手は、存在が不快以外に、落車のリスクがあります。

先頭は、自分の好きなアイアーが可能なんです。
だって、自分で踏んでスピードが出ているから左右には選手が居ないからね。

そこで図のように中途半端な位置に存在していると、隊列には入れてもらえないし、コーナーで先頭がアイアーを行えば右カーブの時に行き場を無くすんです。

実際に今回の広島でも…
アイアーを行っている先頭から後ろは一列棒状だったのに、右から中途半端な位置に上がって来て、上がり切れずに右コーナで狭くなって、左側に接触して怒号が聞こえました。
私は一番左のスピードの出る位置に居たので、右の存在不快野郎のせいで落車の危険がありました。

身体を寄せて対応できましたが、一歩間違えれば地球に擦り下ろされることになりました。
ちなみに、誰かは知っていますし、きっとブログを読むだろうから反省して改善して下さい。
次のレースを楽しむためにね☆

 

<集団走行:ハンドル重ね野郎!>
自転車で一番幅が広い場所って分かりますよね!?
そうです!ハンドルです。

ハンドルが最も左右に広いので、ハンドルが重なると幅を取ります。
そして、操作している部分なので、ハンドルに接触してハンドルを切られたら、落車のリスクはメチャクチャ高くなります。
身体に当たられてもリカバリーできますが、ハンドルの場合は足払いのように一瞬でさらわれることがあります。
集団内で走っている際には、自分のハンドルの位置を気にして下さい。

自分のハンドルと相手のハンドルが重なっている時間を減らして下さい。

例えば、公道を走っている時に、ずっと車が隣に居たら嫌ですよね!?
圧迫感ありますよね!?

でも、前や後ろなら圧迫感減りますよね???
ハンドルを取られることが最も危険なので、自然とハンドルの横に物体があることを拒否します。

下の図を見て下さい。

ハンドルが重なる位置にポジションを取ってしまっています。
こういうのは、マジで鬱陶しい選手です。
「お前も嫌じゃないんか?」と思ってしまいます。(嫌じゃないから居てるのかな?理解できんです。)

ハンドルが重ならない位置に、スッと上がったり下がったら、相手に対する不快は一気に減ります。
特に先頭を引いているメインの隊列に横から寄る際には、ハンドルが重ならないようにしましょう。
ちょっとのイレギュラーでハンドルを取られて落車する可能性が高まります。

ハンドルを重ねずにスッと前に来ても、何となく入れてもらえることが多いですが、ハンドルを重ねる時間の長い選手は邪魔な危ない鬱陶しい選手なので入れてもらえず、さらにウロウロして邪魔な危険な選手となります。

周りから見たら、危ないフラフラしている選手ですね。
タケロウぱいせんが、手でケツを押して追い払います!w
(タケロウのケツは俺のものだっ!)

そして、タイヤが重ならないようにしましょう。
正確には、周りの選手が信頼できるならタイヤを重ねてても良いですが、私は重ねても前輪に当たられてもリカバリーできる位置や前の選手の反対側にスペースが確保できてる時にしか重ねません。
斜行野郎が多いのでリスキーです。
でも、上手い選手の後ろなら重ねます。
タケロウとかね♡(タケロウのケツはおじさんのものやぞ!!w)

下りからの上り返しなども落車が生じやすいので説明したいが、今回のレースでは感じなかったので、また感じた時にでも書きます!!

簡単に!?記載しましたが、少しでも参考になった方がいるなら嬉しいです。
正解とか不正解がある訳じゃないので、自分の行動が周りに落車のリスクを高めたり、鬱陶しい選手と思われている可能性があります。
記載しているおじさんを含めてです。
周りに選手が居てるということを理解して行動して下さい。

自分が落車を誘発した分際で…このような記事を記載できる立場ではないですが…
「そんなこと知るかよ!ボケ!俺は完全に不注意による、よそ見や!www」ということで、記載しました。(一番アカン!w)

・集団走行でアイアーはあかん!
・存在不快野郎は女にモテん!男らしくない!!上がり切るか下がるかメリハリを!
・ハンドル重ねるなバカヤロウ!

以上です!www

帰路の福山SAでガッツリ食べたのですが、何とも味のしないこと…

美味しいと思えなかった。

その後のマクドのパイもコーヒーも美味しくなかった。
心が沈んでるからだろうと思った。

ただ、大樹がくれたハリボーだけは美味しく感じた。
不思議だった。

大樹!申し訳なかったです。
でも、大樹が言ってくれたように気持ちを切り替えて、もっと練習して強くなって、一緒にレースを走れることを楽しみにしています!

人の後悔には2種類あるそうです。
「良い後悔」と「悪い後悔」

「良い後悔」は、悔いる気持ちを希望に変え、行動へ移す後悔。
「悪い後悔」とは、悔いる気持ちが絶望となり、何もしない後悔。

今回の落車は、巻き込んでしまった大樹には本当に申し訳ないですが、私はこの経験を良い後悔にしようと思います。
他の選手が同じような後悔をしないように、この記事を記載しました。
是非とも、自身のレース中の動きを振り返ってみて欲しいし、次回のレースでは意識してみて欲しいです。

レースに落車は付きものなので致し方ないのですが、防ぐことが出来る落車は防ぎたいですよね。
大樹が感じたように、私が感じたように、同じような思いをしなくて済むようにね。

私の次のレースは、木祖村予定です。

皆さん落車させないよう、しないように気を付けて下さいね☆

使用機材
フレーム:TREK Émonda SLR
コンポ:SRAM Red eTap
ギア:知らん!
パワメ:QUARK
ペダル:Wahoo SPEEDPLAY ZERO
ホイール:Bontrager aeolus RSL51
タイヤ:Vittoria CORSA GRAPHEN2.0 25C ラテックスチューブ使用
空気圧:F5.4 R5.4
サイコン:Wahoo ELEMNT BOLT
台座:REC-MOUNT

ジャージ:SUNVOLT S-RIDE PRO パフォーマンス セパレートワンピース
ヘルメット:LIMAR AIR MASTER
サングラス:Scicon ピンクレンズ
シューズ:LAKE MX332(TGRカラー)
インソール:Reveメルトインソール
ソックス:RxL 武田レッグウェアー

マッサージオイル:Igname OIL ALL season
チェーンオイル:BOOST OIL viola

Changingman 兼松大和

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