今更ながら大台ケ原ヒルクライムのレポートを書きます。
正確には、ちょいちょい書いていたのですが、もう記載しなくて良いかなぁ~って思っていたら「レポートまだですか!?」と質問されましたので、やっぱり記載することにしました。
ちょいちょい記載していたので、あくまでも9月11日とか12日とか、レース後数日で記載しているのだと思って読んで下さいね☆
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9月10日に大台ケ原ヒルクライムに参加してきました。
乗鞍以降、自転車への意欲は激減…
というか、今まで我慢していた飲み会や研修会やお付き合いなどが盛りだくさんで、暴飲暴食で体重は64.5kg。
自転車に乗りたいけど、練習をする気にならない感じです。
乗鞍の時より9kg増量しました。
脚の浮腫みは、出たり引っ込んだり…
練習をしていないので、さすがにレースに出るのは不安。。。
TeamGreenRoadのチーム戦6連覇のかかった大会であり、さすがに脚を引っ張るわけにはいかない…と思っているものの、練習せずに大会当日まで過ごしてきました”(-“”-)”
当日、職場集合組は、2時集合。
私の家に3時到着。
わがまま言って、私の家にお迎えに来て頂きました。
みんなありがとう☆
途中で、自走応援組のモトハルとキタガワの2名が吉野の山々を越えていた!!
恐れ入るぜっ!!!
5時前に大会会場駐車場に到着して、自転車を組んで、下山荷物を預けたり、ゴチョゴチョしてたら、あっという間にレース開始時間の7時だった。
私の起床時の体重は64.5kg。
おにぎり2つ、5枚切り食パン1枚、ドーナツ1つを食してレースへ!
アップは、荷物を預けに行って帰って来ただけ。
久しぶりに自転車に乗ったら、膝が痛くて、スーパー不安。
練習していないのに、膝痛いってなんでやねん!!って、中治に愚痴る…
高負荷で走れるのか不安だったので、中治と片岡さんにおんぶにだっこさせてもらうように依頼しておいた。
チーム戦のメンバーは、中治・片岡さん・坪さん・私の4名。
チーム戦なので…3番目の人のタイムで順位が決まる。
もし、脚を引っ張るなら「ライバルチームを巻き込んで落車するわっ!!」って冗談を言っていました☆(笑)
作戦は簡単。
急勾配の坂が始まるまでは、先頭集団に入っておく。
その後は、中治に先頭を引いてもらい、3番手の人の限界手前のペースで激坂区間をクリアし、ドライブウェイは皆で引きまくる!
出来れば、坪さんと一緒に4人でゴールする。
スタート地点に並びに行くと、乗鞍で同じ宿だった少年が居てビックリ!!
「写真撮って下さい!!」って言って来て、一緒に撮影する。
乗鞍の宿で、少年の自転車のサイコンが上手く作動しなくて困っていたようで、おじさんが良い人ぶって直してあげたのだ。
その時は、私のことを知らなかったと思うのだが、おそらくレース後に意外に速いおじさんだと知ったようです。
そして、まさかの奈良での再会!!!
しかも、レースに出ないのに会場に居た!!
あきらかに私を狙っていた感じだったが、気のせいか??(笑)
とにかく、嬉しかった☆
どこに住んでいるのだろうか??
近場なら鍛えてあげるぞい!!(#^^#)
スタート直前までいろんな人に写真撮影してもらい、レーススタート。
チャンピオンクラスは、馬並みナベ君とスーパーエアロのコウセイ君の2強の戦い。
後は、調子が良ければリハビリおじさんのハナケンが強いのかなっ!?って感じ。
ウメぴょんって少年も強いのだが、まだまだチャンピオンクラスで優勝狙える感じではないので、どこまで怪物達に着いて行けるのか?って感じ。
怪物と走ると経験値がアップするので、GOOD!!
スタート直後に、いきなりカッ飛んで行く人1名。
本当に馬並みの加速で、一人で逃げるのか?と思わせるナベ君でした。
私達は後ろからスタートしてのんびり行こう!!って気持ちだったが、ナベ君の飛び出しで、いきなり縦長の集団になり、のんびりできないっ!!
あれ!?これまずいな…と思う感じでポジションが悪すぎる。
中治は前に位置しているが、片岡さん・坪さんと私は集団後方…
前を走る片岡さんに、これはヤバいから前に上がって行って!!と伝える。
平地が得意な片岡さんは、スイスイ集団の中を縫って前に上がってくれる。
すると、チーム戦のライバル相手で、脅威となるであろう山賊の皆さんが後ろについて来る。
人混みを縫って集団の前の方に上がった頃には、中切れを起こしていて、先頭集団は50m程先行していましたっ( ゚Д゚)
前の集団にどの選手が居るのか分からない状況…チーム戦の人が入っているかもしれない…
これは絶対にマズいので、坪さんがついて来れないかもしれないけど「片岡さんにブリッジするよ!!」って声を掛けて、一気に上がっていく。
最初は片岡さんが前に出て上がってくれたのだが、やはり山賊チームが後ろにピタッとついて来ていた。
ただでさえ練習不足で脚が無いのに、一緒にブリッジして脚だけ使わされるのは嫌なので、片岡さんがコーナーに差し掛かる手前で少し片岡さんと距離を開けてコーナーに侵入し、コーナーの立ち上がりで一気に加速して、片岡さんの前に入って山賊を千切ろうと思い、めいいっぱい踏んでみる。
片岡さんは、私が前で走っていれば絶対に着いて来れるので、振り向かずに一気に加速して前を追う。
1分30秒ぐらい辛い負荷で踏ん張って、後ろを見ると無事に中切れしていた集団を置き去りにすることができて、少しスピードが落ちた先頭集団に無事にブリッジすることが出来ました。
この時点で太ももが痛い…(>_<)
練習って大切だと思い、先頭集団で脚を休める。
すると先頭集団に、チーム戦の人は居ませんでした( 一一)
チャンピオンクラスの選手のみ。。。
それなら、坪さんを待っても良かったな…坪さんごめん。。。
先頭集団にチーム戦の選手は居ないが、せっかく後続を千切ったし、戦闘力不明の外人さんチームも参加していたし、坪さんを待つのはリスキーと判断した。
なので、この時点で4人ゴールのプランは捨てて、3人でチーム戦のタイム更新を目指すことに。
元気モリモリの乗鞍年代別優勝おじさんこと中治。
まだまだ余裕そうだけど、もしかしてきつい!?と思わせる、すぐに弱音吐くおじさんこと片岡さん。
これから始まる激坂に不安しかない練習不足おじさんの私。
先頭集団は、馬並みさんとエアロ姿勢さんの2名が強い!
やはり前で引いている。
リハビリ花けんおじさんは、調子が悪いようで、走りがうんこ。
やたら息が切れているし、辛そうで切なさマックス!!
前にでなけりゃいいのに、ちょっと前で走ったりしていた。(元来チャンピオンクラスでも優勝を狙える能力を持っている選手なので、ツキイチおじさんに成り下がるのはプライドが許さないのかな…)
勾配が徐々にきつくなってペースが緩んだ時に、一気に先頭に出て、ナベ君とコウセイ君と会話して、激励してチャンピオンクラスの選手達にお別れを告げる。
ここからは、淡々と進む。
中治が270W~280Wぐらいを基本にして、時折300Wぐらいの負荷で走り続けてくれる。
ハナケンがビデオを撮影していたので、チョけて遊んだりしていたが、勾配がきつくなるにつれて徐々にきつくなる。
15分20秒~16分ぐらいでしゃべっていたりして、チョけてます!w
その後、しばらくハナケンはTeamGreenRoadの撮影を行ってくれています!(笑)
激坂区間に入り、苦しくなる。
胸よりも脚がヤバい…
これって中治のペースに千切られるのか…と不安いっぱい。
極力省エネで、言葉も発さず、ひたすら淡々と走る。
後続は気にならないが、片岡さんが気になる。
毎年「きつい!」とか「速過ぎる!!」とか「もうあかん!」とか、弱音吐きまくりおじさんなのに今年は一切弱音を吐かない。
この負荷なら、片岡さんならきつい運動負荷レベルのはずなのに…
片岡さんは乗鞍後に峠のベストを更新したり、体重増加しないように努力して来ただけあって、強くなっているのだと感心するとともに、私が足手まといになる可能性が高いと思うと急激に不安になった。
中治のペース配分は、素晴らしい!!の一言に尽きる。
勾配の変化があるにも関わらず、一定の負荷で走ってくれている。
私は少しでも効率よく走れるように、少しでも体力を残しておけるように、気をつけて走る。
すると…徐々に片岡さんの息が荒くなる。
明らかに疲労の色が見え始めていた。
片岡さんには申し訳ないが、少し安心した。
自分が足を引っ張ることがなくなったという安心感だ。
そして、我に返る。
安心している場合ではない!!片岡さんを最大限にサポートしないとっ!!
激坂区間の3分の2を過ぎた辺りだったと思う。
気持ちが楽になったからなのか、同じ負荷なのに辛くなくなっていた。
脚が回り出したのかもしれない。
片岡さんにドリンクを渡したり、水をかけて冷却したり、声掛けしたりして、何とかそのままのペースで激坂区間を越える。
ドライブウェイに入ると、待ってました!!と言わんばかりに中治がゴリゴリ踏み始める。
すると、片岡さんが後ろにつき切れない…千切れる…
中治に声をかけてペースを緩めてもらう。
すると緩すぎて詰まる…
そんな感じで、今年のドライブウェイは上手く走れない。
それぐらい片岡さんが限界に近かった。対応する幅がないぐらいギリギリだった。
峠の一定ペースとは違い、勾配に変化があり、中治の走行はどうしても負荷にバラツキがあり、緩急ある走りになってしまう。
ここで気づいたのだが、中治はパワーメーターが付いていなかった( ゚Д゚)
峠のペースは素晴らしい一定のペーシングだったから、てっきりパワーメーターで負荷を管理していると思っていたが、感覚だったらしい!!
すんばらしい☆
でも、平地や上り下りが続くドライブウェイでは、後方を確認しながらどれぐらいの負荷なら着いてこれるか把握しないといけないのだが、それが出来ないので上手く走れなかったようだ。
パワーメーターがないことに気づいてからは、後方から指示を出す。
片岡さんは言葉を発することなく、必死に走ってくれている。
中治にペースアップやダウンを依頼しつつ、ベスト更新を目指す。
下り区間なんて、MAX66kmでスピードに乗ってコーナーに突っ込むところは、私は怖くて二人から離れてしまった。(ちゃんとレースで使用するホイールとタイヤで、レースと同じような練習をしておかないとダメです!はい!ダメ!)
とにかく、中治がガンガン引いてくれる!!
しかし、やはり勾配の変化があると中治のペースに片岡さんが上手くつき切れないことがあり、片岡さんが遅れると背中を押して、つき切れしないようにフォローする。
そんなことを繰り返していると、ずっと前を走り続けてくれている中治もさすがに疲れてきたようで、息が切れて、疲労の色が見え始めた。
ドライブウェイも残り4分の1もないぐらいだ。
ここで初めて、中治から先頭交代し、私が引く。
今までずっと休ませてもらっていたので、ゴールまでの距離もそれほどないので、頑張る。
片岡さんの頑張れる範囲はだいたい把握しているっ☆
そして、無事にゴールラインまで引っ張ることができました。
・チーム戦の先頭!!




・後ろを確認しながらギリギリ着いてこれる速度を維持する。



・タイムも意識して「14分台を出せるかも!!」と発破をかける!

・ゴールラインが見えてきたっ☆

・中治と私は笑顔だが、片岡さんは限界ギリギリで走っていたので、辛そうだ。

・そして、自然と一番頑張った片岡さんを中心にして、3人並んでゴール!
片岡さんのこの表情が、このゴールの嬉しさを全て物語っていると思います。

(自走で応援に来てくれたモトハルとキタガワの2名っ♡素敵な写真をありがとう(^^♪本当に感謝っ☆)
坪さんも一緒にゴールしたいぞっ!!
この写真は本当に好きです。
片岡さんの表情がヤバイ!!!
表情良すぎます(≧◇≦)
一連の流れをツイートしましたっ!
その3と4をご紹介☆
大台ヶ原ヒルクライムの写真を頂きました!!
終盤!!その3。
3番手は地獄の苦しみらしい…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)#大台ヶ原 #ヒルクライム #大台ヶ原ヒルクライム #チーム戦 pic.twitter.com/05fzKwIDFo— 野菜栽培おじさん (@Changingman_TGR) September 17, 2017
大台ヶ原ヒルクライムの写真!!
終盤!!その4。
しかし、その苦しみを乗り越えた者だけが得る事ができる達成感がある!!!
見よ!この表情をっ!!!#大台ヶ原 #ヒルクライム #大台ヶ原ヒルクライム #チーム戦 pic.twitter.com/k4Gl7fcOYA— 野菜栽培おじさん (@Changingman_TGR) September 17, 2017
チーム戦の3番手は、地獄の苦しみなのです。
毎年、大台ケ原ヒルクライムが一番きつい…と語る片岡さん。
しかし、今年はレース中に一切弱音を吐かなかったのだが、レース終了後に「今年は絶対に弱音を吐かん!!って決めててん。めっちゃしんどかったぁ~!!」と語られていて、とても納得。
ひたすら限界ギリギリで走った片岡さん。
一定ペースで引き続け、その後アップダウンを引きまくった中治。
序盤に先頭集団から遅れたものの追いつこうと必死に走りきった坪さん。
今年も最高のチームでしたっ☆
ゴール後、チャンピオンクラスの選手と会話し、荷物に詰め込んだお菓子をバクバク食べるっ!!
頂上で振舞われる、そうめんが旨いっ☆
そろそろ坪さんが来る頃だが、来ない…。
おかしいなぁ~って話していたら、他の選手が「TGRの人がコース脇で立っていたよ。」と教えてもらう。
パンクかと思っていたら、傷だらけでゴールしてきたっ!!( ゚Д゚)

下りで落車したらしい…擦過傷だけで良かった(T_T)
そして、監督も来ない…
どうしたんだろうか???
予定より10分以上遅く、フラフラでゴール。

ゴール後も元気がなく、いつもの田村監督ではない…
下山後、嘔吐(+_+)
何か当たったようだ…
しかし、リバース後に急速に回復され、お寿司やラーメンを食べれるほど復活されたので一安心。
いろいろハプニングがあるものだ…
・ゴール地点で雑談している写真。
私はウィンドブレークジャケットを持ってきていなくて、ウィンドブレーカーのみ…激寒で震えていました。
やっぱり山頂には、ウィンドブレークジャケットは必須だ!!

・深夜から自走で大台ケ原に来てくれて、尚且つ自走で大台を上って、応援と撮影を行ってくれた二人っ☆
この時点でヘトヘトそうだったが、これから表彰の撮影を行ってくれた後に、自走で100km以上走って帰るのだから、凄すぎです!!
ありがとうっ!!

そして、下山して車に自転車を積みむ。
・荷物を片付けている時の落車した坪さん!!
落車したら、だいたいこんな感じで黄昏るしかない…
何を想い…何を見つめているのだろう…#落車 #痛い #黄昏る pic.twitter.com/Ag0YNvbzSI— 野菜栽培おじさん (@Changingman_TGR) September 11, 2017
痛々しいが、傷は治りますのでオッケーオッケー☆
そして、表彰式へ。
・TeamGreenRoadの代表インタビューは、坪さん!!

・他チームを巻き込んでチームに貢献するつもりが、自爆でしたっ!!!って爆笑をさらってました☆(笑)

・良い写真です☆

・3位のチームさんは、テンション上がりまくって、いきなり逆立ちしたっ!!(笑)
意図が分からなかったけど、相当嬉しいようで、皆さん凄いテンションで凄い声援でしたっ(^^♪
チーム内でのおもしろネタなのかな??(笑)


坪さんの「落車もなんのそのっ!!!」って感じのポージングがワラケル♡
・6連覇だぜっ!!!って写真を一枚!
サポートを受けていないのだが、全員R×L(アールエル)のソックスを使用しているのだっ!!
たまたまだが、メーカーは同じソックスだが、デザインはバラバラ…
チームで統一したら、もっとカッチョ良いんだろうなぁ~☆
でも、いい写真!!

でも、やっぱりこっちの方が好きっ♡
・参加した仲間全員が写っているもんっ(^^)/

こんな感じで、大台ケ原ヒルクライムを無事に!?終えました☆
大台ケ原で使用した機材は、また別記事でっ(*^^)v
応援ありがとうございました!!
Changingman 兼松大和
同じ宿に泊まって居ました浅野と申します。
スタート地点で兼松さを狙っていた少年の父親です。
実は彼は兼松さんを雑誌などで拝見していまして地下の自転車置き場で兼松さんのロードバイクを見た時から
「何であのバイクがここに有るの?
ヤバい!めっちゃ有名な人のだよ!」
って焦っていました。
サイコンを直して頂いた時もかなり緊張していたと思います。
今回このブログに書いて頂いた事もうれしく思っています。
コメントを書くように進めて居ますが、
「自分とはレベルが違うからコメントなんか書いたら失礼だから」
と言っています。
彼は名古屋の東海工業専門学校の自転車競技部の一年生15才浅野匠智(なるとも)と言います。
中学二年の時からロードに乗ってます。
平坦が嫌いで登りが好きなことも有り、乗鞍や大台ヶ原に行っています。
奈良と名古屋では距離が有りますので鍛えてもらうのは難しいですが、来年もあの宿に行くと思いますので
宜しくお願いします。
私がこのコメント書いたことはナイショにしておいて下さい。
ナルトモ君のお父さんへ。
乗鞍の時は、大人数でガヤガヤして申し訳なかったです!!
来年もガヤガヤしますので、お許し下さい。(笑)
なぜか若人を見ると、出来ることをしてあげたくなるのは、おじさんだからでしょうか??(笑)
大台ヶ原で再開した時は、かなり驚きました!!
そして、嬉しかったです。
せっかく出会えたのは何かの縁なので、またつながりをもてたらと思います。
ナルトモ君にお伝え下さい!!
「才能の無い人間は、人より努力してやっと同じレベルになれ、さらにその上の努力をすることで、やっと頭角を表すことが出来ます。自分を信じて頑張れ!!努力したものにしか見えない物がある!」と。
また、お会いできる日を楽しみにしています☆